京極運輸商事(株)の決算情報

京極運輸商事株式会社の主な事業セグメントは、国内輸送事業、国際物流事業、ドラム缶・ペール缶事業、エネルギー事業、タンク洗浄事業です。これらのセグメントで貨物自動車運送、港湾運送、倉庫業、ドラム缶販売・配送、石油販売、タンク洗浄などのサービスを提供しています。

当第3四半期連結累計期間の売上高は62.98億円（前年同期比1.3%増）となりました。国内輸送事業を中心とした運賃交渉による価格改定が増収に寄与しました。営業損失は400万円（前年同期比200万円改善）、経常利益は8,000万円（同23.2%増）、親会社株主に帰属する四半期純利益は8,000万円（同180.1%増）と大幅な増益となりました。燃料費高騰や人手不足など厳しい事業環境が続く中、価格改定効果が利益を押し上げました。

当第3四半期連結会計期間末の総資産は81.37億円（前期末比0.8%増）となりました。主な変動として、リース資産が3.41億円増加した一方、投資有価証券が1.8億円減少しました。負債は39.2億円（同5.3%増）となり、リース債務が3.73億円増加しました。純資産は42.16億円（同3.0%減）となり、その他有価証券評価差額金が1.13億円減少しました。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は2.69億円（前年同期比0.7%増）となっています。設備投資やリース資産の増加が見られる一方、営業活動によるキャッシュ・フローは堅調に推移していると推測されます。

2025年3月期の連結業績予想は、売上高84.7億円（前期比0.7%増）、営業利益5,800万円（同75.9%増）、経常利益1.2億円（同2.7%減）、親会社株主に帰属する当期純利益8,400万円（同39.9%増）を見込んでいます。厳しい事業環境が続く中、価格改定効果や経費削減により増益を目指す方針です。

2025年3月期の1株当たり配当金は、前期と同額の10円を予定しています。配当性向は約35%となる見込みです。