センコーグループホールディングス(株)の決算情報

センコーグループホールディングス株式会社の主な事業セグメントは、物流事業、商事・貿易事業、ライフサポート事業、ビジネスサポート事業、プロダクト事業です。物流事業が中核となっています。

当第3四半期の連結業績は、営業収益が6,418億6,700万円(前年同期比10.1%増)、営業利益が289億3,600万円(同14.0%増)、経常利益が283億7,100万円(同10.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が160億7,600万円(同6.1%増)となりました。物価・人件費等のコスト上昇が続く中、拡販や料金・価格改定、M&Aの収益寄与により増収増益を達成しています。特に物流事業のセグメント利益が21.6%増と大きく伸長しました。

総資産は前期末比5.5%増の7,230億5,900万円となりました。純資産は17.2%増の2,393億1,500万円に拡大し、自己資本比率は3.2ポイント上昇して29.4%となりました。主な変動要因は、転換社債型新株予約権付社債の株式転換による資本金・資本剰余金の増加です。

営業活動によるキャッシュ・フローの詳細な記載はありませんが、営業利益が289億3,600万円と前年同期比14.0%増加しており、営業キャッシュ・フローは改善していると推測されます。投資活動では、有形固定資産が277億9,000万円増加しており、設備投資が積極的に行われています。

2025年3月期の通期連結業績予想は、営業収益8,600億円(前期比10.5%増)、営業利益358億円(同19.7%増)、経常利益350億円(同14.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益193億円(同21.0%増)を見込んでいます。第3四半期までの実績を踏まえ、予想は据え置かれています。

2025年3月期の年間配当金は前期比8円増配の46円(中間23円、期末23円)を予定しています。配当性向は36.2%となる見込みです。