京阪ホールディングス(株)の決算情報

京阪ホールディングス株式会社は、運輸業、不動産業、流通業、レジャー・サービス業、その他の事業を展開しています。主な事業セグメントには、鉄道・バス事業、不動産販売・賃貸業、百貨店・ストア業、ホテル業などが含まれます。

2025年3月期の連結業績は、営業収益が3,135.46億円（前期比3.8%増）、営業利益が420.71億円（同24.1%増）、経常利益が409.05億円（同23.5%増）、親会社株主に帰属する当期純利益が282.66億円（同13.6%増）となりました。各事業セグメントで増収増益を達成し、特にレジャー・サービス業の営業利益が50.5%増と大きく伸長しています。

総資産は前期末比4.8%増の8,598.6億円となりました。有形固定資産や販売土地及び建物の増加が主な要因です。負債は前期末比5.8%増の5,453.51億円となり、有利子負債の増加が影響しています。純資産は前期末比3.2%増の3,145.08億円となり、利益剰余金の増加が寄与しています。

営業活動によるキャッシュ・フローは440.07億円の収入（前期比31.76億円増）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは631.98億円の支出（同362.65億円増）となり、固定資産の取得による支出が増加しています。財務活動によるキャッシュ・フローは101.99億円の収入（前期は78.56億円の支出）となり、有利子負債の増加が主な要因です。

2026年3月期の連結業績予想は、営業収益3,257億円（前期比3.9%増）、営業利益446億円（同6.0%増）、経常利益410億円（同0.2%増）、親会社株主に帰属する当期純利益300億円（同6.1%増）を見込んでいます。大阪・関西万博の開催による需要の取り込みや、運輸業における運賃改定の実施による増収を見込んでいます。

2025年3月期の1株当たり配当金は年40円を実施する予定です。2026年3月期より配当方針を変更し、連結配当性向30%程度を目標とします。これに基づき、2026年3月期の年間配当金は89円（期末配当金89円）を予定しています。