グランディハウス(株)の決算情報

グランディハウス株式会社の主な事業セグメントは、不動産販売、建築材料販売、不動産賃貸の3つです。不動産販売が主力事業で、新築住宅販売と中古住宅販売を行っています。建築材料販売では木材等の販売、不動産賃貸ではオフィスビル等の賃貸を行っています。

当第3四半期連結累計期間の売上高は399億9,600万円(前年同期比6.6%増)となりました。一方、利益面では、注文住宅事業の立ち上げによる先行コストや住宅市場の冷え込みの影響を受け、営業利益は7億1,200万円(同8.8%減)、経常利益は4億9,500万円(同15.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億1,800万円(同30.6%減)と減益となりました。新築住宅販売棟数は944棟(前年同期比21棟増)と増加しましたが、中古住宅販売棟数は89棟(同3棟減)と減少しました。

総資産は前期末比45億5,000万円減の699億1,800万円となりました。主な要因は、不動産販売事業における在庫販売の進捗により棚卸資産が減少したことです。負債は前期末比40億4,700万円減の453億6,700万円となりました。これは主に、在庫の減少に対応して借入金が減少したためです。純資産は前期末比5億200万円減の245億5,100万円となりました。自己資本比率は35.1%と、前期末の33.6%から1.5ポイント上昇しています。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、貸借対照表の変動から、営業活動によるキャッシュ・フローはプラスと推測されます。棚卸資産の減少が主な要因です。投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得などによりマイナスと推測されます。財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済や配当金の支払いなどによりマイナスと推測されます。

2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高540億円(前期比4.8%増)、営業利益13億円(同10.6%増)、経常利益10億円(同14.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益6億円(同43.9%増)を見込んでいます。第3四半期までの実績と比較すると、第4四半期に利益の回復を見込んでいることが分かります。なお、この業績予想に変更はありません。

2025年3月期の年間配当金は1株当たり32円を予定しています。これは前期と同額の配当維持となります。配当予想に変更はありません。