2025年２月期 決算短信の要約
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株式会社ランドの2025年2月期決算は、不動産事業の大幅な売上増加により、売上高50.92億円（前期比142.3％増）、営業利益9.77億円（同324.3％増）と大幅な増収増益となりました。自己資本比率は88.8％に上昇し、財務体質が強化されています。一方、次期は減収減益を予想しており、不透明な経営環境への対応が課題となっています。
主な事業セグメント
株式会社ランドの主な事業セグメントは、不動産事業と再生可能エネルギー関連投資事業です。不動産事業では住宅、オフィスビル、ホテル等の開発・販売を行い、再生可能エネルギー関連投資事業では太陽光発電所等への投資を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は50.92億円(前期比142.3％増)、営業利益は9.77億円(前期比324.3％増)、経常利益は9.7億円(前期比283.5％増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8.74億円(前期比264.2％増)となりました。不動産事業の売上高が大幅に増加し、50.61億円（前期比164.4％増）となった一方、再生可能エネルギー関連投資事業は減少し1,900万円（前期比88.7％減）となりました。
貸借対照表の変化
総資産は100.17億円（前期比1.7％増）、負債は11.14億円（前期比51.0％減）、純資産は89.02億円（前期比17.5％増）となりました。負債の減少は主に転換社債型新株予約権付社債の転換完了によるものです。純資産の増加は主に当期純利益の計上と転換社債型新株予約権付社債の転換完了によるものです。自己資本比率は88.8％（前期比12.0ポイント増）となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは21.03億円の収入（前期は13.92億円の支出）となりました。これは主に不動産事業及び再生可能エネルギー関連投資事業における共同事業資金の回収が進んだことによるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは3.62億円の支出（前期は21.31億円の支出）、財務活動によるキャッシュ・フローは1.77億円の支出（前期は3.42億円の収入）となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期（2026年2月期）の業績予想は、売上高40.9億円（前期比19.7％減）、営業利益8億円（同18.1％減）、経常利益7.9億円（同18.6％減）、親会社株主に帰属する当期純利益7.1億円（同18.8％減）を見込んでいます。不透明な経営環境が続くと予想されるものの、強みを活かしコスト削減等の基本的な施策の確実な実行を徹底するとしています。
株主還元
当期の1株当たり配当金は年間0.1円（前期と同額）、配当金総額は1.53億円（前期比5.5％増）となりました。次期の配当予想については未定としています。
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