ＭＩＲＡＲＴＨホールディングス(株)の決算情報

MIRARTHホールディングス株式会社の主な事業セグメントは、不動産事業、エネルギー事業、アセットマネジメント事業です。不動産事業では新築分譲マンションを中心に、エネルギー事業では再生可能エネルギーによる発電、アセットマネジメント事業ではJ-REITや私募ファンドの運用を行っています。

2025年3月期の連結業績は、売上高が1,965.23億円(前年同期比6.1%増)となりました。一方、営業利益は143.64億円(同7.1%減)、経常利益は124.27億円(同4.3%減)と減益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は82.07億円(同0.4%増)とわずかに増加しています。不動産事業の売上高増加が全体を牽引しましたが、人的資本やDX基盤への投資により販管費が増加し、利益面では減益となりました。

資産合計は3,725.08億円(前期末比10.4%増)となりました。流動資産は2,152.63億円(同12.2%増)、固定資産は1,571.98億円(同8.1%増)と、いずれも増加しています。負債合計は2,834.01億円(同6.6%増)、純資産合計は891.07億円(同24.3%増)となりました。自己資本比率は22.3%(前期末19.5%)に改善しています。

営業活動によるキャッシュ・フローは78.77億円の収入(前期は367.77億円の収入)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは248.07億円の支出(前期は263.29億円の支出)、財務活動によるキャッシュ・フローは220.42億円の収入(前期は154.64億円の支出)となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は470.08億円(前期末比12.2%増)となっています。

2026年3月期の連結業績予想は、売上高2,164億円(前期比10.1%増)、営業利益155億円(同7.9%増)、経常利益120億円(同3.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益80億円(同2.5%減)を見込んでいます。不動産事業での新築分譲マンション2,820戸(JV按分後2,150戸)の引渡を想定し、契約進捗率は47.8%と好調な進捗となっています。

2025年3月期の年間配当金は1株当たり30円(第2四半期末7円、期末23円)となり、配当性向は47.9%となりました。2026年3月期の配当予想は、年間21円(第2四半期末5円、期末16円)、配当性向35.7%を予定しています。新中期経営計画に基づき、配当性向35%～40%を目途に還元を行う方針です。