2025年３月期 決算短信の要約
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株式会社日本エスコンの2025年3月期決算は、主力の分譲マンション販売や不動産開発事業が堅調に推移し、営業利益213.11億円(前期比11.7%増)、経常利益173.2億円(同4.4%増)と増益を達成しました。総資産は4,598.47億円(前期末比15.0%増)に拡大し、自己資本比率は17.2%となっています。今後も事業ポートフォリオの多様化と収益基盤の強化を進め、持続的な成長を目指す方針です。
主な事業セグメント
株式会社日本エスコンは、住宅分譲事業、不動産開発事業、不動産賃貸事業、資産管理事業を主な事業セグメントとしています。住宅分譲事業では分譲マンション「レ・ジェイド」等の開発・販売、不動産開発事業では商業施設「tonarie」や物流施設「LOGITRES」等の開発・販売、不動産賃貸事業では保有資産の賃貸、資産管理事業ではプロパティマネジメント等を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の経営成績は、売上高1,136.03億円(前年同期比3.7%減)、営業利益213.11億円(同11.7%増)、経常利益173.2億円(同4.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益111.93億円(同11.4%増)となりました。主力の分譲マンション販売や不動産開発事業の物件売却が堅調に進捗し、各段階利益は期初計画を上回る着地となりました。住宅分譲事業の契約進捗率は高水準を維持しています。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比601.5億円増加し4,598.47億円となりました。これは主に棚卸資産が398.43億円、有形固定資産が86.21億円それぞれ増加したことによるものです。負債は前期末比521.72億円増加し3,811.66億円となりました。これは主に長期・短期の借入金・社債が425.99億円増加したことによるものです。純資産は前期末比79.78億円増加し786.81億円となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは247.65億円の支出となりました。これは主に税金等調整前当期純利益171.61億円、棚卸資産の増加額460.63億円等によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは172.93億円の支出となりました。これは主に投資有価証券の取得による支出124.27億円等によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは394.69億円の収入となりました。これは主に長期・短期借入金の借入れ、返済による純収入351.99億円等によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高1,330億円(前期比17.1%増)、営業利益230億円(同7.9%増)、経常利益175億円(同1.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益115億円(同2.7%増)を見込んでいます。第5次中期経営計画の2026年3月期及び2027年3月期の連結営業利益を上方修正し、それぞれ230億円、250億円としています。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当は48円を予定しています。配当性向は41.0%となっています。2026年3月期の1株当たり配当も48円を予定しており、配当性向は39.9%を見込んでいます。累進的配当政策を継続し、原則として「減配なし、配当維持もしくは増配のみ」としています。
注意事項
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