2025年3月期 決算短信の要約
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株式会社レオパレス２１の2025年3月期決算は、売上高4,318.31億円(前期比2.2%増)、営業利益292.31億円(同25.4%増)と増収増益となりました。家賃単価の上昇や収益性向上が寄与し、自己資本比率も37.5%に改善しています。2026年3月期も増収増益を予想し、配当も増額する計画です。財務体質の改善と収益力の向上が進んでいます。
主な事業セグメント
株式会社レオパレス２１の主な事業セグメントは、賃貸事業、シルバー事業、その他事業です。賃貸事業ではアパート等の賃貸・管理、営繕工事、ブロードバンドサービス等を行っています。シルバー事業では介護施設の運営を行い、その他事業ではグアムリゾート施設の運営等を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は4,318.31億円(前期比2.2%増)、営業利益は292.31億円(同25.4%増)、経常利益は269.36億円(同38.3%増)となりました。入居率は下振れしたものの、家賃単価の上昇や収益性向上により増収増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は178.61億円(同57.5%減)と減益になりましたが、これは繰延税金資産の一部取り崩しに伴う法人税等調整額の計上が主な要因です。
貸借対照表の変化
資産は前期末比5.7%増の2,166.25億円となりました。現金及び預金が197.81億円増加した一方、繰延税金資産が87.53億円減少しました。負債は3.7%減の1,283.56億円、純資産は23.1%増の882.68億円となりました。自己資本比率は6.3ポイント上昇し37.5%となり、財務体質の改善が進んでいます。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは258.99億円の収入(前期比44.77億円増)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは6.04億円の支出(前期は8.51億円の収入)、財務活動によるキャッシュ・フローは64.04億円の支出(前期比7.14億円減)となりました。この結果、現金及び現金同等物残高は前期末比189.31億円増加し870.75億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績見通しは、売上高4,414億円(前期比2.2%増)、営業利益324億円(同10.8%増)、経常利益309億円(同14.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益181億円(同1.3%増)を予想しています。増収増益基調の継続が見込まれており、特に営業利益と経常利益の伸びが大きくなっています。
株主還元
2025年3月期の期末配当は1株当たり5円を予定しています。2026年3月期は中間配当5円、期末配当5円の年間10円を予定しており、配当の増額が計画されています。中期経営計画では2028年3月期に配当性向30%の達成を目標に掲げ、株主還元の強化に取り組む方針が示されています。
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