アニコム　ホールディングス(株)の決算情報

アニコムホールディングスの主な事業セグメントは、損害保険事業（ペット保険）、ペット向けインターネットサービス事業、その他の事業（動物病院支援、保険代理店、動物医療分野における臨床・研究等）です。

当連結会計年度の経常収益は676.83億円（前期比12.0％増）、経常利益は49.41億円（同18.8％増）、親会社株主に帰属する当期純利益は32.46億円（同18.9％増）と、いずれも過去最高を更新しました。保有契約数は1,287,923件（前期末比7.9％増）と順調に増加し、E/I損害率は60.6％（前期比0.7pt上昇）、既経過保険料ベース事業費率は32.3％（同1.0pt改善）となりました。

総資産は前期末比9.2％増の724.94億円となりました。主な要因は、現金及び預貯金の増加25.81億円、有価証券の取得増加19.2億円です。負債は前期末比22.7％増の444.27億円となり、主に社債発行による増加50億円、保険契約準備金の増加22.23億円によるものです。純資産は前期末比6.9％減の280.66億円となりました。

営業活動によるキャッシュ・フローは64億円の収入（前期比7.31億円増）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは50.91億円の支出（前期比60.41億円減）となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは2.71億円の収入（前期は13.43億円の支出）となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は226.1億円（前期末比15.81億円増）となりました。

次期の連結業績予想は、経常収益730億円（前期比7.9％増）、経常利益33億円（同33.2％減）、親会社株主に帰属する当期純利益21億円（同35.3％減）を見込んでいます。ペット保険事業の拡大と社会的課題の解決を両立させながら、ペット業界のインフラプレーヤーを目指す方針です。

当期の期末配当金は1株につき8円50銭（前期比3円増配）を予定しています。次期の配当予想は9円（当期比50銭増配）としており、2027年度に向けて配当性向30％水準を目指す方針です。