アイザワ証券グループ(株)の決算情報

アイザワ証券グループは、証券事業を主軸とし、投資事業、運用事業を展開しています。証券事業ではゴールベースアプローチによるストック商品の提案に注力し、投資事業では中長期的な上場有価証券投資やベンチャー企業投資、運用事業ではオルタナティブ資産の運用を行っています。

当連結会計年度の営業収益は205億8,800万円(前年度比8.5%増)、営業利益は18億8,600万円(同62.7%増)、経常利益は25億7,100万円(同32.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は31億7,200万円(同6.6%増)となりました。受入手数料が7.3%増加し141億9,000万円となった一方、トレーディング損益は29.4%減少し30億2,500万円となりました。販売費・一般管理費は6.5%増加し181億3,500万円となりました。

総資産は前連結会計年度末比11.8%減少の1,095億2,900万円となりました。主な要因は現金・預金95億8,600万円の減少、預託金28億4,800万円の減少、信用取引資産17億3,100万円の減少です。負債は5.4%減少の619億2,900万円となりました。純資産は18.8%減少の475億9,900万円となり、自己資本比率は40.7%となりました。

営業活動によるキャッシュ・フローは57億5,900万円の支出となりました。これは主に顧客分別金信託の減少、預り金の減少、信用取引負債の減少によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは11億8,000万円の収入となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは48億8,600万円の支出となり、主に自己株式の取得、短期社債の発行によるものです。

金融商品取引業の業績は経済情勢や市場環境の変動による影響を大きく受けるため、通常の業績予想の開示は行っていません。代わりに、四半期及び通期の業績速報値を決算数値確定後速やかに開示する方針です。

当連結会計年度の配当金総額は30億6,300万円、1株当たり配当金は96円となりました。2025年3月期から2028年3月期までの間、配当と自己株式取得による株主還元を総額200億円以上実施する方針が示されています。