(株)九州リースサービスの決算情報

株式会社九州リースサービスの主な事業セグメントは、リース・割賦、ファイナンス、不動産、フィービジネス、環境ソリューションです。これらのセグメントを通じて、幅広い顧客層に総合金融サービスを提供しています。

当連結会計年度の業績は好調で、売上高は393億3,800万円（前期比17.4％増）、営業利益は56億5,100万円（前期比21.9％増）と過去最高を更新しました。経常利益は55億8,400万円（前期比21.6％増）、親会社株主に帰属する当期純利益は35億6,900万円（前期比17.1％増）となりました。各セグメントとも増収増益となり、特にリース・割賦事業と不動産事業が好調でした。

資産合計は2,019億3,200万円（前期末比4.4％増）となりました。主な変動は、リース債権及びリース投資資産の増加41億3,400万円、割賦債権の増加39億３百万円です。負債合計は1,593億２百万円（前期末比3.9％増）、純資産は426億3,000万円（前期末比6.2％増）となりました。自己資本比率は21.0％と前期末から0.4ポイント上昇しています。

営業活動によるキャッシュ・フローは32億5,000万円の資金流出となりました。これは主に割賦債権の増加37億3,800万円、リース債権及びリース投資資産の増加36億3,300万円によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは6,800万円の資金流出、財務活動によるキャッシュ・フローは31億4,100万円の資金流入となりました。

2026年3月期の連結業績予想は、売上高348億円（前期比11.5％減）、営業利益57億円（前期比0.9％増）、経常利益56億円（前期比0.3％増）、親会社株主に帰属する当期純利益37億円（前期比3.7％増）を見込んでいます。大口の販売用不動産売却やリース物件売却を見込んでいないため売上高は減収となりますが、各セグメントの収益力向上により増益を予想しています。

当期の年間配当金は1株当たり53円00銭（前期比23円00銭増配）となります。次期の配当予想は1株当たり年間56円00銭です。新たな株主還元方針として、累進配当の継続と連結株主資本配当率（DOE）3.0％以上を目標指標として定めました。