2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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オリックスの当第３四半期連結累計期間は、営業収益が5%増の2兆1,545億円、税引前四半期純利益が24%増の3,834億円と好調な業績となりました。特に事業投資・コンセッションと輸送機器セグメントが大きく伸長し、全体の利益成長を牽引しています。一方で、環境エネルギーセグメントの減益が課題として浮かび上がっています。
主な事業セグメント
オリックスは、法人営業・メンテナンスリース、不動産、事業投資・コンセッション、環境エネルギー、保険、銀行・クレジット、輸送機器、ORIX USA、ORIX Europe、アジア・豪州の10セグメントで事業を展開しています。主な事業内容は金融、リース、投資、アセットマネジメント、保険など多岐にわたります。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第３四半期連結累計期間の営業収益は前年同期比5%増の2.15兆円となりました。税引前四半期純利益は24%増の3,833.77億円、当社株主に帰属する四半期純利益も24%増の2,717.77億円と大幅に増加しました。セグメント別では、事業投資・コンセッションが184%増、輸送機器が54%増と特に好調でした。一方、環境エネルギーは49%減、ORIX USAは22%減となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比4%増の16.92兆円となりました。負債は4%増の12.74兆円、株主資本は4%増の4.09兆円となっています。主な増加項目は、オペレーティング・リース投資が10%増、投資有価証券が3%増、長期借入債務が3%増となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュフローの詳細は記載されていませんが、減価償却費・その他償却費は前年同期の2,735.35億円から2,951.49億円に増加しています。投資活動では、長期性資産支出額が5,265.15億円から6,246.7億円に増加しています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期業績予想について、当社株主に帰属する当期純利益は前期比12.7%増の3,900億円を見込んでいます。この予想は直近の公表から変更されていません。
株主還元
第2四半期末の配当金は、1株当たり中間純利益に配当性向39%を適用し、62.17円となりました。2025年3月期の通期配当は、配当性向39%もしくは1株当たり配当金98.6円のいずれか高い方とする方針が示されています。
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