2025年３月期 決算短信の要約
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株式会社ジャックスの2025年3月期決算は、営業収益が増加したものの、営業費用の増加により減益となりました。国内事業は堅調に推移しましたが、海外事業の低迷が影響しました。自己資本比率は改善し、財務基盤の強化が進んでいます。次期は新中期経営計画のもと、MUFGグループとの連携強化や事業構造改革に取り組み、再成長を目指します。
主な事業セグメント
株式会社ジャックスは、消費者信用業を主とした事業活動を行っており、「国内」と「海外」(ASEAN地域)の2つを報告セグメントとしています。国内事業ではクレジット、ペイメント、ファイナンス、その他の事業を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の経営成績は、営業収益が1,909億7,800万円(前年同期比3.4%増)となりました。しかし、営業費用の増加により、経常利益は257億6,500万円(前年同期比22.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は186億2,000万円(前年同期比21.7%減)となりました。国内事業は堅調に推移しましたが、海外事業ではインドネシアの低迷が影響し、取扱高が減少しました。
貸借対照表の変化
資産合計は3兆8,067億8,600万円(前年同期比0.8%増)となりました。負債合計は3兆5,509億7,600万円(前年同期比0.3%増)、純資産合計は2,558億900万円(前年同期比7.3%増)となりました。自己資本比率は6.5%(前年同期比0.4ポイント増)となり、財務基盤の強化が進んでいます。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは451億7,000万円の支出(前年同期は980億2,400万円の支出)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは74億4,800万円の支出(前年同期は62億5,800万円の支出)、財務活動によるキャッシュ・フローは397億3,800万円の収入(前年同期は1,290億2,100万円の収入)となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は1,744億9,900万円(前年同期比6.9%減)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績予想は、営業収益1,915億円(前年同期比0.3%増)、経常利益200億円(前年同期比22.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益155億円(前年同期比16.8%減)を見込んでいます。新中期3カ年経営計画「Do next!」をスタートし、MUFGグループとの連携拡充による成長戦略の加速や事業構造改革の推進などに取り組む予定です。
株主還元
当期の期末配当金は1株当たり100円を予定しています。次期の配当金は、中間配当金100円、期末配当金100円の年間200円を予定しています。配当政策の基本方針として、DOE(株主資本配当率)3.0%、または配当性向40%を目安にいずれか高い方を採用することとしています。
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