2025年３月期第３四半期決算短信の要約
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株式会社豊和銀行の2025年3月期第3四半期決算では、経常利益が前年同期比48.3%増の14億7,800万円、四半期純利益が46.4%増の13億1,700万円と大幅な増益となりました。貸出金や預金が増加し、総資産は0.5%増の6,239億3,600万円となりましたが、自己資本比率は5.7%に低下しています。通期業績予想は据え置かれており、今後の動向が注目されます。
主な事業セグメント
株式会社豊和銀行は、銀行業の単一セグメントで事業を展開しています。主に預金業務、貸出業務、有価証券投資業務を行っており、地域の中小企業等に対する円滑な資金供給に努めています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第３四半期累計期間の経常収益は、前年同期比2.9%減少の81億1,500万円となりました。一方、経常費用は前年同期比9.9%減少の66億3,700万円となりました。この結果、経常利益は前年同期比48.3%増加の14億7,800万円、四半期純利益は46.4%増加の13億1,700万円となりました。貸出金利息と役務取引等収益の増加が見られましたが、株式等売却益と貸倒引当金戻入益の減少が経常収益減少の主因となっています。
貸借対照表の変化
総資産は前事業年度末比0.5%増加の6,239億3,600万円となりました。預金（譲渡性預金含む）は1.0%増加の5,851億5,700万円、貸出金は1.6%増加の4,290億6,200万円、有価証券は5.0%増加の1,134億6,200万円となりました。純資産は前事業年度末比4.9%減少の353億2,500万円となり、自己資本比率は6.0%から5.7%に低下しました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金預け金は前事業年度末比5.7%減少の757億9,400万円となっています。また、当第３四半期累計期間の減価償却費は2億7,300万円で、前年同期の3億5,500万円から23.1%減少しています。借用金が18億円から0円に減少しており、財務活動によるキャッシュ・フローにマイナスの影響があったと推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2024年5月14日に公表された業績予想に変更はありません。通期の経常利益は前期比30.5%増の8億9,000万円、当期純利益は24.7%減の6億6,000万円を見込んでいます。第３四半期累計期間の実績が既に通期予想を上回っていることから、今後の業績見通しに注目が集まります。
株主還元
普通株式の年間配当金は前期と同額の10円00銭を予定しています。Ｂ種優先株式は年間8円00銭、Ｄ種優先株式は年間124円50銭、Ｆ種優先株式は年間185円00銭の配当を予定しています。Ｅ種優先株式は2024年4月1日に全株取得し、2024年7月31日に全株消却されました。
注意事項
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