2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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栃木銀行の2025年3月期第3四半期決算は、経常収益342億5,200万円(前年同期比2.0%増)、経常利益52億300万円(同46.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益37億8,800万円(同149.9%増)と大幅増益となりました。貸出金利息の増加や貸倒引当金戻入益の計上が寄与し、主要勘定も順調に拡大しています。
主な事業セグメント
栃木銀行の主な事業セグメントは、銀行業と金融商品取引業です。銀行業が中心で、預金・貸出・為替業務などの銀行サービスを提供しています。金融商品取引業では証券関連サービスを展開しています。その他にリース業やカード業も行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の経常収益は前年同期比2.0%増の342億5,200万円となりました。経常利益は前年同期比46.3%増の52億300万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比149.9%増の37億8,800万円と大幅に増加しました。貸出金利息や預け金利息の増加、貸倒引当金戻入益の計上が増益に寄与しました。一方で、預金利息等の資金調達費用は増加しています。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比7.0%増の3兆5,464億円となりました。負債は前連結会計年度末比7.3%増の3兆3,944億円、純資産は前連結会計年度末比0.1%増の1,519億円となりました。預金残高は2.9%増の3兆1,990億円、貸出金残高は2.7%増の2兆1,146億円、有価証券残高は5.1%増の6,377億円と主要勘定が増加しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金預け金が前連結会計年度末比24.8%増の7,309億7,400万円となっており、流動性が高まっていることがうかがえます。また、債券貸借取引受入担保金が新たに1,381億6,800万円計上されるなど、資金調達面での変化が見られます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想は据え置かれ、経常収益430億円(前期比5.0%減)、経常利益59億円(同39.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益36億円(同71.3%増)を見込んでいます。第3四半期までの親会社株主に帰属する四半期純利益が37億8,800万円と、通期予想の36億円を上回っていますが、市場動向や与信費用の不透明感から予想は据え置かれています。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金は、中間配当3円50銭に加え、期末配当3円50銭を予定しており、年間配当は7円00銭となる見込みです。これは前期の年間配当6円00銭から1円の増配となります。
注意事項
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