2025年3月期 決算短信の要約
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京葉銀行の2025年3月期決算は、経常収益803億7,000万円（前期比14.4%増）、経常利益182億1,400万円（同16.1%増）、親会社株主に帰属する当期純利益127億5,600万円（同17.2%増）と、全ての主要指標で2桁の増益を達成しました。資金運用収益の増加や株式等売却益の拡大が業績向上に寄与し、堅調な決算となりました。
主な事業セグメント
京葉銀行は主に銀行業を営んでおり、ファンド運営業務、M&A業務、コンサルティング業務、クレジットカード業務、信用保証業務、担保評価業務等も行っていますが、これらは全体に占める割合が小さいため、銀行業が主要セグメントとなっています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の経常収益は前期比14.4%増の803億7,000万円となりました。経常利益は16.1%増の182億1,400万円、親会社株主に帰属する当期純利益は17.2%増の127億5,600万円と、いずれも2桁の増益となりました。貸出金利息や有価証券利息配当金等の資金運用収益の増加に加え、株式等売却益の増加が増益に寄与しています。
貸借対照表の変化
総資産は前期比0.2%増の6兆5,617億円となりました。負債は0.5%増の6兆2,509億円、純資産は5.5%減の3,107億円となりました。主要勘定では、貸出金が3.6%増の4兆3,632億円、有価証券が1.1%増の1兆1,735億円、預金が1.6%増の5兆5,364億円となっています。その他有価証券評価差額金の減少が純資産減少の主因です。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは834億円の支出となり、前期の1,817億円の支出から大幅に改善しました。投資活動によるキャッシュ・フローは403億円の支出となり、前期の13億円の支出から支出が増加しました。財務活動によるキャッシュ・フローは51億円の支出となり、前期の43億円の支出からやや増加しています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の業績予想は、経常利益が前期比5.4%増の192億円、親会社株主に帰属する当期純利益が5.8%増の135億円と、増益を見込んでいます。銀行単体でも、経常利益5.4%増の188億円、当期純利益5.7%増の134億円と、堅調な業績を予想しています。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は前期比6円増配の30円となりました。2026年3月期は更に6円増配の36円を予定しており、配当性向は32.3%となる見通しです。
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