2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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株式会社名古屋銀行の2025年3月期第3四半期決算は、経常利益が前年同期比50.4%増の170億円、純利益が54.0%増の121億円と大幅増益となりました。資金利益の拡大が寄与し、貸出金・預金も順調に増加しています。通期予想に対する進捗も順調で、増配も予定されています。
主な事業セグメント
株式会社名古屋銀行は、銀行業務を主要事業とし、リース業務、カード業務、その他業務(事務委託サービス等)も展開しています。銀行業務が中核で、預金・貸出・為替などの金融サービスを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
経常収益は前年同期比4.5%減の759億円となりました。一方、経常利益は前年同期比50.4%増の170億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は54.0%増の121億円と大幅増益となりました。資金利益が57億円増加し313億円となったことが増益の主因です。与信関連費用は2億円と低水準でした。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比8.1%増の5兆8,725億円となりました。貸出金は3.9%増の3兆9,288億円、預金等は10.3%増の5兆1,091億円と順調に増加しています。純資産は4.5%減の2,896億円となり、自己資本比率は0.7ポイント低下して4.9%となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュフローは預金の増加等により大幅なプラスとなりました。投資活動によるキャッシュフローは有価証券の売却・償還等によりプラスとなりました。財務活動によるキャッシュフローは社債の償還等によりマイナスとなりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想は据え置かれ、経常収益1,005億円(前期比0.8%減)、経常利益209億円(同44.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益148億円(同47.5%増)を見込んでいます。第3四半期累計期間の進捗率は経常利益で81.4%、純利益で82.2%と順調に推移しています。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金は、中間配当110円、期末配当110円の年間220円を予定しています。これは前期の年間180円から40円の増配となります。
注意事項
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