2025年３月期 決算短信の要約
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株式会社山口フィナンシャルグループの2025年3月期決算は、経常収益2,134億3,500万円（前期比15.5%増）、経常利益524億3,600万円（同40.6%増）、親会社株主に帰属する当期純利益353億4,500万円（同40.2%増）と、過去最高益を達成しました。貸出金利息や有価証券利息配当金の増加が主な要因となっています。
主な事業セグメント
株式会社山口フィナンシャルグループは、主に銀行業務を中心とした金融サービスを提供しています。グループの中核である山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行を通じて、地域に根ざした金融サービスを展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の経営成績は、経常収益が前期比15.5%増の2,134億3,500万円、経常利益が前期比40.6%増の524億3,600万円、親会社株主に帰属する当期純利益が前期比40.2%増の353億4,500万円となり、いずれも過去最高益を更新しました。主な増益要因は、貸出金利息や有価証券利息配当金の増加によるものです。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比4,449億円増加し12兆9,934億円となりました。預金は前期末比6,393億円増加し10兆9,833億円、貸出金は前期末比178億円減少し8兆5,721億円、有価証券は前期末比631億円増加し2兆1,285億円となりました。自己資本比率は、連結総自己資本比率が12.85%、連結Tier1比率および連結普通株式等Tier1比率が11.41%となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは、預金及び譲渡性預金の増加等により、前期比5,831億円増加の6,150億9,200万円となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得による支出の減少等により、前期比3,471億円増加の△1,466億1,800万円となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、劣後特約付社債の発行等により、前期比218億円増加の35億9,700万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想では、経常利益が前期比14.2%減の450億円、親会社株主に帰属する当期純利益が前期比10.9%減の315億円を見込んでいます。これは、当期の好調な業績の反動や、経済環境の不確実性を考慮した慎重な見通しを反映したものと考えられます。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり60円（前期比17円増）となり、配当性向は36.3%となりました。2026年3月期の配当予想は1株当たり64円（前期比4円増）で、配当性向は42.9%を見込んでいます。
注意事項
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