2025年3月期 第3四半期決算短信の要約
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滋賀銀行の第3四半期決算では、経常収益が1.2%増加し920.99億円となりましたが、経常利益は40.3%減少し154.23億円となりました。資金運用収益の増加が見られる一方で、資金調達費用の増加が利益を圧迫しています。特別利益として和解金80億円を計上したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益は10.7%減少し158.96億円となりました。
主な事業セグメント
滋賀銀行は、銀行業の単一セグメントで事業を展開しています。主な業務は預金業務、貸出業務、有価証券投資業務、為替業務などの銀行業務です。地域金融機関として、滋賀県を中心に事業を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
経常収益は前年同期比1.2%増の920.99億円となりました。これは主に資金運用収益が94.35億円増加したことによります。一方、経常利益は前年同期比40.3%減の154.23億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同10.7%減の158.96億円となりました。経常利益の減少は、資金調達費用の増加が主因です。また、次世代基幹系システム関連の計画中止に伴う和解金80億円を特別利益として計上しています。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比4.7%減の7.59兆円となりました。主な変動として、貸出金が1.7%増加した一方、コールマネー及び売渡手形が64.3%減少、債券貸借取引受入担保金が32.4%減少しました。純資産は同2.8%減の4,772.73億円となり、その他有価証券評価差額金が25.7%減少したことが主因です。自己資本比率は6.3%と、前連結会計年度末から0.1ポイント上昇しました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金預け金は前連結会計年度末比33.1%減少の9,096.24億円となっています。また、減価償却費は前年同期比8.6%増加の15.18億円となりました。これらの変化は、営業活動や投資活動によるキャッシュ・フローの減少を示唆しています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、経常利益230億円（前期比4.0%減）、親会社株主に帰属する当期純利益160億円（同0.4%増）を見込んでいます。第3四半期時点での進捗率は、経常利益が約67%、親会社株主に帰属する当期純利益が約99%となっています。ただし、経済状況や金利動向により与信コストが増加する可能性があるため、現時点では業績予想を変更していません。
株主還元
2025年3月期の年間配当金予想は1株当たり90円（中間配当45円、期末配当45円）となっています。これは前期と同額の配当維持を予定しています。
注意事項
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