2025年3月期 第3四半期決算短信の要約
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スルガ銀行の2025年3月期第3四半期決算は、経常収益が676億6,500万円（前年同期比0.3%増）、経常利益が223億500万円（同25.7%増）、親会社株主に帰属する四半期純利益が183億6,500万円（同36.0%増）と増収増益となりました。役務取引等収益の増加や経費削減効果により、収益性が大幅に改善しています。
主な事業セグメント
スルガ銀行株式会社の主な事業セグメントは銀行業務です。連結子会社では貸金業務、リース業務、事務処理代行業務、クレジットカード業務、保証業務等も行っていますが、銀行セグメントが中心となっています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の経常収益は前年同期比0.3%増の676億6,500万円となりました。経常利益は前年同期比25.7%増の223億500万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比36.0%増の183億6,500万円と大幅に増加しました。これは主に、役務取引等収益の増加や国債等債券売却損の減少によるものです。経常費用は前年同期比8.7%減少し、453億5,900万円となりました。
貸借対照表の変化
貸借対照表では、預金が前年度末比3.8%減の3兆1,203億7,600万円、貸出金が3.6%増の2兆1,518億4,500万円、有価証券が22.7%増の3,388億8,200万円となりました。総資産は前年度末比3.2%減の3兆4,464億9,000万円、純資産は2.2%増の3,014億9,300万円となりました。自己資本比率は前年度末の8.2%から8.7%に上昇しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金預け金の残高は前年度末比30.5%減少し6,823億3,600万円となっています。これは主に預金の減少によるものと推測されます。一方で、コールローン及び買入手形は58.8%増加し1,350億円となっており、短期的な資金運用を増やしていることがうかがえます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期通期の業績予想は変更なく、経常利益220億円（前期比6.5%増）、親会社株主に帰属する当期純利益175億円（同13.8%増）を見込んでいます。第3四半期までの実績が順調に推移していることから、通期予想の達成に向けて順調に進捗していると考えられます。
株主還元
2025年3月期の年間配当予想は1株当たり29円（前期比8円増）となっています。第2四半期末に14.5円の配当を実施し、期末も同額の14.5円を予定しています。配当性向は約31.3%となる見込みです。
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