2025年３月期決算短信の要約
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東邦銀行の2025年3月期決算は、金利上昇を背景に増収増益となりました。経常収益は19.4%増の704億4,300万円、親会社株主に帰属する当期純利益は41.8%増の74億4,500万円を達成。貸出金や有価証券残高の増加が見られる一方、預金は減少しました。次期も増収増益と増配を予想しており、堅調な業績が期待されます。
主な事業セグメント
東邦銀行は、預金業務、貸出業務、為替業務及びそれに付随する業務等を行う銀行業を中心に、証券業務、リース業務、クレジットカード業務及び信用保証業務などの金融サービスを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
経常収益は前年度比19.4%増加の704億4,300万円となりました。これは主に、金利上昇に伴う貸出金利息・有価証券利息配当金の増加によるものです。経常利益は34.6%増加の111億9,700万円、親会社株主に帰属する当期純利益は41.8%増加の74億4,500万円となりました。コア業務純益は前年度比27億4,200万円増加の120億9,700万円となり、トップライン収益の増加と与信関係費用の減少が寄与しました。
貸借対照表の変化
資産の部では、貸出金が前年度末比1,173億円増加の4兆394億円、有価証券が3,312億円増加の1兆2,094億円となりました。負債の部では、預金が620億円減少の5兆7,625億円、譲渡性預金を含む総預金が1,402億円減少の6兆1,526億円となりました。純資産は前年度末比89.44億円減少の1,972.34億円となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは2,071億円の支出超過となり、前年度比で支出が3,214億円増加しました。投資活動によるキャッシュ・フローは3,502億円の支出超過となり、前年度比で支出が474億円増加しました。財務活動によるキャッシュ・フローは28億円の支出超過となり、前年度比で支出が11億円増加しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績見通しは、経常収益857億円（前年度比21.7%増）、経常利益116億円（同3.6%増）、親会社株主に帰属する当期純利益80億円（同7.4%増）を見込んでいます。引き続き増収増益を予想しており、特に経常収益の大幅な伸びが期待されています。
株主還元
当期の年間配当金は1株当たり9円（中間配当金4円、期末配当金5円）となりました。次期の配当金は1株当たり年間10円（中間配当金5円、期末配当金5円）を予定しており、増配が見込まれています。
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