2025年3月期 第3四半期決算短信の要約
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株式会社マルイチ産商の第3四半期決算では、売上高は4.0%増の2,027億8,900万円となりましたが、利益面では減益となりました。新基幹システムの稼働や株式会社ダイニチの子会社化など、将来の成長に向けた投資を進めつつ、厳しい経営環境に対応しています。
主な事業セグメント
株式会社マルイチ産商は、水産事業、一般食品事業、畜産事業、丸水長野県水グループの4つの主要セグメントで事業を展開しています。水産事業では養殖魚事業に注力し、一般食品事業では自社開発商品の拡大、畜産事業では食肉加工分野への投資を進めています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は2,027億8,900万円(前年同期比4.0%増)となりました。しかし、営業利益は10億1,400万円(同36.7%減)、経常利益は16億400万円(同20.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億6,100万円(同12.1%減)と減益となりました。これは主に、仕入価格上昇による売上総利益の減少や、物流関連コストの上昇、新基幹システムの稼働に伴う減価償却費の増加などが要因です。
貸借対照表の変化
総資産は1,007億2,400万円(前期末比49.6%増)となりました。主な増加要因は、受取手形及び売掛金が163億7,100万円増、商品及び製品が42億4,700万円増、のれんが68億7,900万円増加したことです。負債は765億5,500万円(同86.2%増)となり、主に支払手形及び買掛金、借入金が増加しました。純資産は241億6,800万円(同7.7%減)となり、自己資本比率は38.1%から23.4%に低下しました。
キャッシュフローの変化
キャッシュフローの詳細な数値は記載されていませんが、新基幹システムの稼働や株式会社ダイニチの子会社化など、投資活動によるキャッシュフローの支出が増加したと推測されます。また、自己株式の取得により26億7,700万円の支出があったことが財務活動によるキャッシュフローに影響を与えたと考えられます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高2,550億円(前期比0.1%増)、営業利益21億円(同14.9%増)、経常利益26億円(同9.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益16億円(同3.1%増)を見込んでいます。株式会社ダイニチの子会社化による影響は現在精査中であり、詳細が判明次第開示される予定です。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり22円(中間配当11円、期末配当11円)を予定しています。これは前期と同額の配当維持となります。
注意事項
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