2025年3月期 第3四半期決算短信の要約
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ソーダニッカ株式会社の第3四半期決算は、売上高が微増の489.02億円となる一方、営業利益と経常利益は減少しました。しかし、投資有価証券売却益により純利益は20.5%増加しました。通期予想は減収減益ながら純利益増を見込み、配当も増配予定です。事業環境の変化に対応しつつ、株主還元を強化する姿勢が見られます。
主な事業セグメント
ソーダニッカ株式会社の主な事業セグメントは、化学品事業、機能材事業、その他事業です。化学品事業ではソーダ関連薬品や無機・有機薬品を扱い、機能材事業では包装関連商品や合成樹脂関連商品、設備・工事・産業材料を取り扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第３四半期連結累計期間の業績は、売上高が489.02億円(前年同期比0.1%増)と微増となりました。一方、営業利益は17.08億円(同5.0%減)、経常利益は20.59億円(同4.5%減)と減少しました。しかし、親会社株主に帰属する四半期純利益は18.46億円(同20.5%増)と大幅に増加しました。これは主に投資有価証券売却益7.05億円の特別利益計上によるものです。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比21.99億円増の816.97億円となりました。主な変動として、受取手形、売掛金及び契約資産が15.99億円増加し、有形固定資産が16.01億円増加しました。一方、投資有価証券は14.04億円減少しました。負債では、支払手形及び買掛金が31.98億円増加し、短期借入金が10億円減少しました。
キャッシュフローの変化
キャッシュフローの詳細な記載はありませんが、減価償却費は前年同期の1.82億円から2.16億円に増加しています。これは設備投資の増加を示唆しており、将来の成長に向けた投資が行われていることがうかがえます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想が修正されました。売上高は638億円(前期比0.5%減)、営業利益19.8億円(同10.5%減)、経常利益23.6億円(同9.8%減)と減収減益を見込んでいます。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は21.1億円(同14.0%増)と増益を予想しています。
株主還元
配当予想が修正され、期末配当金を17円から23円に増配する予定です。これにより、年間配当金は前期の36円から40円に増加する見込みです。特別配当6円が含まれており、株主還元の強化が図られています。
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