2025年9月期 第2四半期（中間期）決算短信の要約
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株式会社東陽テクニカの2025年9月期中間決算は、売上高173億7千600万円（前年同期比14.7％減）、営業利益13億9千600万円（同58.0％減）と減収減益となりました。しかし、受注高は241億3千500万円（同37.0％増）と大幅に増加し、下期の業績回復が期待されます。通期予想は売上高330億円、営業利益24億円を見込んでいます。
主な事業セグメント
株式会社東陽テクニカは、先進モビリティ、脱炭素／エネルギー、情報通信／情報セキュリティ、EMC／大型アンテナ、海洋／防衛、ソフトウェア開発支援などの事業セグメントを展開しています。主に計測機器や評価システムの提供、ソフトウェア開発支援などを行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間連結会計期間の売上高は173億7千600万円（前年同期比14.7％減）、営業利益は13億9千600万円（前年同期比58.0％減）となりました。減収減益の主な要因は、前年同期に計上したAD/ADAS開発向け大型評価システムの反動減や、低利益率の大型案件による売上総利益率の低下、研究開発費やその他販管費の増加などです。一方で、受注高は241億3千500万円（前年同期比37.0％増）と大幅に増加しました。
貸借対照表の変化
資産は前連結会計年度末比25億5千500万円増の416億8千900万円となりました。主な増加要因は、受取手形、売掛金及び契約資産の増加13億8千100万円、現金及び預金の増加9億8千700万円です。負債は24億4千900万円増の134億5千500万円となり、主に短期借入金の増加20億円によるものです。純資産は1億600万円増の282億3千300万円となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは2億6千200万円の増加となりました。主な増加要因は税金等調整前中間純利益14億4千600万円、減少要因は売上債権及び契約資産の増加額15億4千400万円です。投資活動によるキャッシュ・フローは3億800万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローは9億7千400万円の増加となりました。この結果、現金及び現金同等物は前連結会計年度末比9億8千700万円増の40億7千800万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年9月期の連結業績予想は、売上高330億円（前期比5.8％減）、営業利益24億円（同28.7％減）、経常利益24億円（同28.9％減）、親会社株主に帰属する当期純利益17億5千万円（同30.6％減）を見込んでいます。下期にAD/ADAS開発向け大型評価システムの計上を複数予定しており、例年と比較して下期に売上、利益が伸びる計画となっています。
株主還元
当中間期の配当金は1株当たり30円となりました。2025年9月期の年間配当予想は69円（中間配当30円、期末配当39円）となっています。
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