2025年３月期 決算短信の要約
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三京化成株式会社の2025年3月期決算は、売上高271億1,700万円（前年同期比3.4％増）、営業利益4億6,400万円（同21.5％増）と増収増益となりました。政策保有株の売却益やコスト適正化が寄与し、親会社株主に帰属する当期純利益は6億2,900万円（同81.5％増）と大幅増益を達成しました。次期は緩やかな増収を見込むものの、利益面では微減を予想しています。
主な事業セグメント
三京化成株式会社の主な事業セグメントは、「科学事業」と「建装材事業」です。科学事業では、土木・建材資材、情報・輸送機器、日用品、化学工業関連分野で原料・資材を販売しています。建装材事業では、主に住宅用部材の販売と各種木工製品の製造販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の経営成績は、売上高271億1,700万円（前年同期比3.4％増）、営業利益4億6,400万円（同21.5％増）、経常利益5億8,700万円（同16.8％増）、親会社株主に帰属する当期純利益6億2,900万円（同81.5％増）と増収増益となりました。主な増益要因は、政策保有株の売却益、海外子会社の保有株式譲渡、およびコスト適正化の推進です。科学事業セグメントの売上高は227億7,000万円（同8.7％増）、建装材事業セグメントは43億4,700万円（同17.5％減）となりました。
貸借対照表の変化
資産合計は前連結会計年度末比16億8,600万円減少し161億7,800万円となりました。主な変動は、現金及び預金の9億8,600万円減少、投資その他の資産の8億9,900万円減少です。負債合計は2億3,900万円減少し74億6,600万円、純資産合計は14億4,600万円減少し87億1,200万円となりました。自己資本比率は53.9％（前年度末56.9％）となっています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは6億6,600万円の減少（前年度は11億8,800万円の増加）となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益9億4,100万円の収入に対し、仕入債務の減少11億4,400万円、投資有価証券売却益3億6,200万円などの支出です。投資活動によるキャッシュ・フローは8億4,600万円の増加、財務活動によるキャッシュ・フローは12億1,900万円の減少となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の業績予想は、売上高277億円（前年同期比2.1％増）、営業利益4億6,500万円（同0.2％増）、経常利益5億5,700万円（同5.2％減）、親会社株主に帰属する当期純利益6億2,400万円（同0.9％減）を見込んでいます。国内外の環境変化に迅速に対応し、機能性商材を中心とした新規開発の加速と継続的な業務改善活動の推進により、事業拡大と収益力強化に注力する方針です。
株主還元
当期の年間配当金は1株当たり90円（中間45円、期末45円）で、配当金総額は1億100万円、配当性向は18.1％となりました。次期の配当予想は、1株当たり年間100円（中間50円、期末50円）を予定しています。
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