伊藤忠エネクス(株)の決算情報

伊藤忠エネクスは、ホームライフ事業、カーライフ事業、産業ビジネス事業、電力・ユーティリティ事業の4つの主要セグメントで事業を展開しています。各セグメントでは、LPガス販売、自動車関連サービス、産業用エネルギー供給、電力小売などを行っています。

当第3四半期連結累計期間の売上収益は6,783億4,400万円（前年同期比4.4％減少）となりました。一方、営業活動に係る利益は229億8,900万円（前年同期比2.2％増加）、当社株主に帰属する四半期純利益は139億3,300万円（前年同期比5.3％増加）となりました。これは主に、ホームライフ事業、電力・ユーティリティ事業等の採算改善及び産業ビジネス事業が好調に推移したことによるものです。特に産業ビジネス事業では、営業活動に係る利益が前年同期比62.1％増加し60億1,600万円となりました。

資産合計は前連結会計年度末比0.1％増の4,446億1,500万円となりました。負債合計は2.7％減少し2,452億3,500万円となり、主にリース負債が39億3,600万円減少したことによります。資本合計は3.7％増加し1,993億8,000万円となりました。株主資本比率は38.1％と、前連結会計年度末の36.6％から改善しています。

営業活動によるキャッシュ・フローは220億6,800万円の収入となり、前年同期比で17億900万円増加しました。投資活動によるキャッシュ・フローは120億4,000万円の支出となり、前年同期比で74億8,500万円減少しました。財務活動によるキャッシュ・フローは154億3,800万円の支出となり、前年同期比で114億1,400万円増加しました。結果として、現金及び現金同等物の四半期末残高は247億3,100万円となりました。

通期連結業績予想を上方修正しています。営業活動に係る利益は前期比6.0％増の250億円、当社株主に帰属する当期純利益は前期比11.6％増の155億円を見込んでいます。これは主に、産業ビジネス事業の好調な推移や電力・ユーティリティ事業の採算改善が寄与すると予想されるためです。

期末配当予想を修正し、1株当たり30円（前期比2円増）に引き上げています。これにより、年間配当金は1株当たり58円（前期比4円増）となる見込みです。