シナネンホールディングス(株)の決算情報

シナネンホールディングス株式会社の主な事業セグメントは、エネルギー卸・小売周辺事業(BtoC事業)、エネルギーソリューション事業(BtoB事業)、非エネルギー事業です。各セグメントでLPガス、石油製品、電力販売、再生可能エネルギー、自転車、シェアサイクル、環境・リサイクル等の事業を展開しています。

当連結会計年度の業績は、売上高が3,171億1,800万円(前年比8.9％減)となりました。一方、損益面では電力事業の黒字回復により、営業利益40億900万円(前年は7億1,100万円の損失)、経常利益44億8,300万円(前年は9,300万円)と大幅に改善しました。親会社株主に帰属する当期純利益は31億5,300万円(前年は10億3,900万円の損失)となり、黒字転換を果たしました。電力事業の改善が業績回復の主な要因となっています。

貸借対照表では、総資産が1,059億3,400万円(前年比2.3％減)となりました。負債は507億400万円(前年比8.1％減)、純資産は552億3,000万円(前年比3.6％増)となり、自己資本比率は52.1％(前年比3.0ポイント増)に改善しました。売上債権の減少や短期借入金の返済が主な変動要因となっています。

営業活動によるキャッシュ・フローは105億3,100万円の収入(前年は9億4,500万円の支出)と大幅に改善しました。投資活動によるキャッシュ・フローは27億6,200万円の支出(前年比65.7％増)、財務活動によるキャッシュ・フローは75億9,400万円の支出(前年は42億7,500万円の収入)となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は117億500万円(前年比1.1％増)となりました。

翌連結会計年度の業績見通しは、売上高3,673億円(前年比15.8％増)、営業利益44億円(前年比9.7％増)、経常利益49億円(前年比9.3％増)、親会社株主に帰属する当期純利益30億円(前年比4.9％減)を予想しています。売上高の増加が見込まれる一方、純利益は若干の減少が予想されています。

当連結会計年度の配当は、1株当たり90円(前年比15円増)を予定しています。翌連結会計年度も1株当たり90円の配当を予定しており、安定的な株主還元を継続する方針です。