(株)ミツウロコグループホールディングスの決算情報

ミツウロコグループホールディングスの主な事業セグメントは、エネルギー事業、電力事業、フーズ事業、リビング＆ウェルネス事業、海外事業です。エネルギー事業ではLPガスや石油製品の販売、電力事業では発電と小売、フーズ事業では飲料製造販売や飲食店運営を行っています。

当連結会計年度の業績は、売上高が前期比9.9%増の3,396億5,600万円と過去最高を更新しました。一方、営業利益は28.9%減の87億6,900万円、経常利益は24.8%減の100億500万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券売却益50.66億円の計上により15.5%増の105億1,500万円と過去最高を更新しています。電力事業の容量市場拠出金負担やエネルギー事業の投資費用増加が減益要因となりました。

総資産は前期末比2.7%増の1,857億2,500万円となりました。主な増加要因は、現金及び預金の94億9,900万円増、売掛金の24億2,700万円増です。一方、投資有価証券は87億1,400万円減少しました。負債は前期末比7.5%増の870億3,500万円となり、主に支払手形及び買掛金が58億7,300万円増加しました。純資産は前期末比1.2%減の986億8,900万円となりました。

営業活動によるキャッシュ・フローは179億6,800万円の収入となり、前期比70.6%増加しました。投資活動によるキャッシュ・フローは5億8,600万円の収入となり、前期の94億1,500万円の支出から大きく改善しました。財務活動によるキャッシュ・フローは88億3,800万円の支出となり、前期比368.4%増加しました。これらの結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比31.4%増の404億8,900万円となりました。

2026年3月期の連結業績予想は、売上高3,670億円（前期比8.1%増）、営業利益120億円（同36.8%増）、経常利益125億円（同24.9%増）、親会社株主に帰属する当期純利益88億円（同16.3%減）を見込んでいます。電力事業のユーザー件数増加や容量拠出金負担減少により増益を予想していますが、当期の投資有価証券売却益の反動で純利益は減益となる見通しです。

当期の期末配当金は前期より15円増配の1株当たり56円とし、総還元性向は67.5%となりました。次期の配当金も1株当たり56円を予定しています。株主還元の充実と資本効率向上のため、当期は39億円の自己株式取得も実施しました。今後も総還元性向50%以上を維持しつつ、成長分野への投資も行う方針です。