2025年３月期決算短信の要約
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明和産業の2025年3月期決算は、売上高が1,567億2,700万円と微減となりましたが、営業利益35億6,800万円(前年同期比20.1%増)、経常利益45億2,000万円(同12.1%増)、当期純利益33億7,600万円(同22.6%増)と大幅増益を達成しました。利益率の高い商材の比率増加や持分法投資利益の増加が寄与し、収益性が向上しています。
主な事業セグメント
明和産業株式会社の主な事業セグメントは、第一事業(資源・環境ビジネス、難燃剤、機能建材)、第二事業(石油製品)、第三事業(高機能素材、機能化学品、合成樹脂、無機薬品)、自動車・電池材料事業の4つです。各セグメントで幅広い商品を取り扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が1,567億2,700万円(前年同期比1.0%減)となりました。一方で、営業利益は35億6,800万円(同20.1%増)、経常利益は45億2,000万円(同12.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は33億7,600万円(同22.6%増)と、増益となりました。売上高は第二事業の低調により減少しましたが、利益率の高い商材の比率増加や持分法投資利益の増加により、各利益は増加しています。
貸借対照表の変化
総資産は746億3,400万円(前期末比12.6%減)、負債は357億2,600万円(同23.3%減)、純資産は389億800万円(同0.3%増)となりました。自己資本比率は51.5%に上昇しています。総資産・負債の減少は主に売上債権と仕入債務の減少によるものです。純資産は利益剰余金の増加により微増となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは43億3,400万円の資金増(前年同期比23.4%減)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは3億5,000万円の資金増(前年同期は2億200万円の資金減)、財務活動によるキャッシュ・フローは58億1,100万円の資金減(前年同期比33.7%増)となりました。これらの結果、現金及び現金同等物の期末残高は83億1,800万円(前年同期末比12.7%減)となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高1,600億円(前年度比2.1%増)、営業利益32億円(同10.3%減)、経常利益40億円(同11.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益30億円(同11.2%減)を見込んでいます。売上高は増加を予想していますが、利益面では減益を見込んでいます。
株主還元
2025年3月期の期末配当は1株当たり42円を予定しています。次期(2026年3月期)の配当予想は1株当たり年間38円となっています。連結配当性向50%を基本とし、機動的な株主還元を行う方針です。
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