2025年3月期 決算短信の要約
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稲畑産業株式会社の2025年3月期連結業績は、売上高8,378.38億円(前期比9.4%増)、営業利益258.24億円(同21.9%増)と過去最高を更新しました。円安効果や各セグメントの好調な業績が寄与し、自己資本比率も47.1%に向上しています。2026年3月期は増収減益を予想していますが、配当は増配を計画しています。
主な事業セグメント
稲畑産業株式会社の主な事業セグメントは、情報電子、化学品、生活産業、合成樹脂の4つです。情報電子事業では半導体・液晶材料等、化学品事業では自動車部品原料等、生活産業事業では医農薬原料等、合成樹脂事業では汎用樹脂等を扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が8,378.38億円(前期比9.4%増)と過去最高を更新しました。営業利益は258.24億円(同21.9%増)、経常利益は261.34億円(同22.2%増)と、いずれも過去最高を更新しました。親会社株主に帰属する当期純利益は198.33億円(同0.8%減)となりました。円安の効果や各セグメントの好調な業績が寄与しています。
貸借対照表の変化
資産合計は4,419.72億円(前期末比3.4%増)となりました。流動資産は59.71億円増加し、固定資産は86.8億円増加しました。負債合計は2,254.16億円(同2.2%増)となり、純資産合計は2,165.55億円(同4.7%増)となりました。自己資本比率は47.1%(前期末より0.3ポイント増加)となっています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは199.03億円の獲得(前期は301.87億円の獲得)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは94.98億円の使用(前期は23.86億円の使用)となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは8.05億円の使用(前期は139.81億円の使用)となりました。これらの結果、現金及び現金同等物の期末残高は553.57億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績見通しは、売上高8,700億円(前期比3.8%増)、営業利益255億円(同1.3%減)、経常利益255億円(同2.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益195億円(同1.7%減)を予想しています。為替レートは1USD=143円を想定しています。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり125円(前期比5円増)となりました。2026年3月期の年間配当金は1株当たり128円(前期比3円増)を予定しています。配当性向は34.4%から35.0%へ上昇する見込みです。
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