2025年３月期 決算短信の要約
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ユアサ商事は2025年3月期、売上高5,283億8,700万円（前期比0.3%増）、営業利益157億6,100万円（同7.0%増）と増収増益を達成しました。住設・管材・空調部門が好調だった一方、工業機械部門は減収となりました。自己資本比率は37.8%に改善し、財務体質が強化されています。2026年3月期はさらなる成長を見込み、売上高5,500億円、営業利益177億円を目指しています。
主な事業セグメント
ユアサ商事株式会社は、産業機器、工業機械、住設・管材・空調、建築・エクステリア、建設機械、エネルギーの6つの主要セグメントで事業を展開しています。これらのセグメントを通じて、工具、産業設備、住宅設備、建築資材、建設機械、石油製品など幅広い商品・サービスを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比0.3%増の5,283億8,700万円、営業利益が7.0%増の157億6,100万円、経常利益が1.7%増の160億1,000万円となりました。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年に退職給付信託返還益32億5,500万円を計上した影響もあり、13.3%減の102億4,200万円となりました。住設・管材・空調部門が6.3%増収と好調だった一方、工業機械部門は9.5%減収となりました。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比33億5,400万円減少し2,876億3,500万円となりました。主な要因は、受取手形、売掛金及び契約資産が132億6,700万円減少した一方、その他の無形固定資産が50億3,700万円増加したことです。負債合計は103億6,000万円減少し1,782億1,900万円、純資産合計は70億600万円増加し1,094億1,600万円となりました。この結果、自己資本比率は37.8%（前期末35.0%）に改善しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは159億8,200万円の収入（前期比81億1,100万円減）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは99億6,500万円の支出（前期比242億7,400万円減）、財務活動によるキャッシュ・フローは47億9,700万円の支出（前期比43億1,800万円増）となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末より16億6,500万円増加し、437億900万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高5,500億円（前期比4.1%増）、営業利益177億円（同12.3%増）、経常利益180億円（同12.4%増）、親会社株主に帰属する当期純利益120億円（同17.2%増）を見込んでいます。引き続き不透明な経済環境が続くと予想される中、デジタル技術を活用した自動化・省人化やカーボンニュートラル関連ビジネスの拡大、レジリエンス対応の需要増加を見込んでいます。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は、中間配当72円と期末配当118円を合わせて1株当たり190円となり、株主還元率は39.4%となりました。2026年3月期の配当予想は、中間76円、期末114円の年間190円（連結株主還元率33%以上）を予定しています。
注意事項
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