ＢＩＰＲＯＧＹ(株)の決算情報

BIPROGYは、ITソリューションサービスを提供する企業で、主な事業セグメントは「システムサービス」「サポートサービス」「アウトソーシング」「ソフトウェア」「ハードウェア」の5つです。これらのセグメントを通じて、顧客企業の経営課題の認識から解決までの一貫したITソリューションサービスを展開しています。

当第3四半期連結累計期間の売上収益は2,792億6,500万円（前年同期比7.9%増）と増収となりました。営業利益は251億6,600万円（同4.3%増）と増益でしたが、親会社の所有者に帰属する四半期利益は174億5,600万円（同3.9%減）と減益となりました。増収の主な要因は、お客様からのIT投資需要が引き続き堅調に推移し、サービスと製品販売がともに増加したことです。一方、減益の主な要因は法人税等の増加によるものです。

資産合計は前連結会計年度末比250億1,600万円減少の2,892億200万円となりました。負債は前連結会計年度末比198億600万円減少の1,260億9,800万円となりました。親会社所有者帰属持分比率は55.7%と前連結会計年度末比2.7ポイント上昇しました。主な変動要因は、現金及び現金同等物の減少と営業債務の減少です。

営業活動によるキャッシュ・フローは148億6,400万円の収入（前年同期比163億7,000万円収入減）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは84億9,200万円の支出（同35億7,700万円支出増）、財務活動によるキャッシュ・フローは300億2,400万円の支出（同147億2,400万円支出増）となりました。主な要因として、営業活動では税引前四半期利益の増加、投資活動では無形資産の取得、財務活動では自己株式の取得と配当金の支払いが挙げられます。

2025年3月期の通期連結業績予想を修正し、売上収益を3,950億円（前回予想比2.6%増）に上方修正しました。一方、営業利益355億円、税引前利益355億円、親会社の所有者に帰属する当期利益245億円は前回予想から変更ありません。修正の理由は、当第3四半期連結累計期間の売上収益や年度内売上予定の受注残高が増加していることによります。

2025年3月期の年間配当金予想は1株当たり100円（中間配当50円、期末配当50円）で、前期実績と同額を維持する予定です。