2025年３月期 決算短信の要約
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ＯＵＧホールディングス株式会社の当連結会計年度は、売上高3,500.92億円（前年同期比105.1％）、営業利益51億円（前年同期比163.4％）と大幅な増収増益を達成しました。水産物荷受事業と市場外水産物卸売事業が好調で、販売単価の上昇と販売数量の増加が業績を牽引しました。自己資本比率も改善し、財務体質が強化されています。
主な事業セグメント
ＯＵＧホールディングス株式会社の主な事業セグメントは、水産物荷受事業、市場外水産物卸売事業、養殖事業、食品加工事業、物流事業です。中央卸売市場を核とする集荷販売機能や全国各地を網羅する販売拠点を活かした幅広い流通網を持ち、水産物の卸売を中心に事業を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の経営成績は、売上高が3,500.92億円（前年同期比105.1％）となりました。損益面では、営業利益が51億円（前年同期比163.4％）、経常利益が58.91億円（前年同期比150.6％）、親会社株主に帰属する当期純利益が45.27億円（前年同期比125.1％）と大幅に増加しました。これは主に、販売単価の上昇および販売数量の増加による増収と売上総利益率の上昇によるものです。特に水産物荷受事業と市場外水産物卸売事業が好調でした。
貸借対照表の変化
当連結会計年度末の総資産は902.7億円（前年同期比1.0％減）となりました。負債は547.14億円（前年同期比9.0％減）、純資産は355.55億円（前年同期比14.7％増）となりました。自己資本比率は39.4％（前年同期比5.4ポイント増）と改善しています。主な変動要因は、売上債権の減少20.5億円、支払手形及び買掛金の減少37.57億円、利益剰余金の増加41.32億円です。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは27.16億円の収入（前年同期比35.3％増）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは4.17億円の支出（前年同期比65.4％減）、財務活動によるキャッシュ・フローは19.38億円の支出（前年同期比74.1％増）となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は27.87億円（前年同期比14.9％増）となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の業績予想について、売上高3,450億円（前年同期比1.5％減）、営業利益44億円（前年同期比13.7％減）、経常利益45億円（前年同期比23.6％減）、親会社株主に帰属する当期純利益33億円（前年同期比27.1％減）を見込んでいます。内食関連需要は節約志向の継続により伸び悩むと予測されるものの、外食・宿泊・インバウンド関連需要は好調に推移すると期待されています。
株主還元
当期の1株当たり期末配当金は97円を予定しています。次期の1株当たり期末配当金（予想）は102円を見込んでいます。連結株主資本配当率（DOE）1.6％を目途に安定的な配当水準を維持することを基本方針としています。
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