立川ブラインド工業(株)の決算情報

立川ブラインド工業株式会社の主な事業セグメントは、室内外装品関連事業、駐車場装置関連事業、減速機関連事業の3つです。室内外装品関連事業ではブラインドや間仕切等の製造販売、駐車場装置関連事業では機械式立体駐車装置の製造販売、減速機関連事業では減速機類の製造販売を行っています。

2024年12月期の連結業績は、売上高414.07億円（前期比0.2%増）、営業利益43.61億円（同7.8%増）、経常利益43.76億円（同1.1%増）、親会社株主に帰属する当期純利益28.02億円（同3.5%増）となりました。室内外装品関連事業が増収増益となり、全体を牽引しました。一方、駐車場装置関連事業は減収増益、減速機関連事業は減収減益となっています。技術研究棟の稼働開始や子会社の完全子会社化など、将来の成長に向けた取り組みも進められています。

貸借対照表では、総資産が638.42億円（前期末比1.1%増）となりました。主な変動として、電子記録債権が2.7%増加し71.68億円に、棚卸資産が6.5%増加し75.58億円になりました。一方、負債は108.54億円（同14.5%減）と大きく減少し、純資産は529.88億円（同5.0%増）となりました。自己資本比率は83.0%と、前期末から10.1ポイント上昇しています。

営業活動によるキャッシュ・フローは16.43億円の増加（前期は43.14億円の増加）となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益43.33億円、減価償却費11.71億円による増加と、仕入債務の減少18.28億円、法人税等の支払14.77億円による減少です。投資活動によるキャッシュ・フローは13.05億円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローは7.86億円の減少となりました。

2025年12月期の連結業績予想は、売上高428億円（前期比3.4%増）、営業利益44億円（同0.9%増）、経常利益46億円（同5.1%増）、親会社株主に帰属する当期純利益29億円（同3.5%増）を見込んでいます。中期経営計画「タチカワビジョン2025」の最終年度として、各重点戦略の総仕上げを推進する方針です。

2024年12月期の年間配当金は1株当たり46円（中間配当14円、期末配当32円）となる予定です。2025年12月期は1株当たり55円（中間配当17円、期末配当38円）を予定しており、増配が見込まれています。