2025年３月期第３四半期決算短信の要約
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ネポン株式会社の2025年3月期第3四半期決算は、農業生産者の設備投資意欲減退により主力の熱機器事業が低迷し、売上高が前年同期比7.5%減の54億7,300万円となりました。円安による仕入価格上昇や品質改善費用の発生も影響し、営業利益は91.9%減の800万円まで落ち込みました。通期業績予想も大幅な下方修正となっています。
主な事業セグメント
ネポン株式会社の主な事業セグメントは、熱機器事業と衛生機器事業です。熱機器事業は農用機器販売や農用施設工事が中心で、衛生機器事業では簡易水洗便器などを扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は54億7,300万円(前年同期比7.5%減)となりました。農業生産者の設備投資意欲減退により、主力の熱機器事業の売上が8.4%減少しました。利益面では、円安による仕入価格上昇や品質改善費用の発生により、営業利益は800万円(前年同期比91.9%減)、経常利益は3,600万円(同62.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,000万円(同83.5%減)と大幅減益となりました。
貸借対照表の変化
資産合計は69億4,600万円(前期末比0.6%増)となりました。負債合計は43億7,000万円(同2.2%増)で、短期借入金が5億4,400万円増加しました。純資産合計は25億7,600万円(同1.9%減)となり、自己資本比率は37.1%(前期末38.1%)に低下しました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金は前期末比1億3,700万円減少し3億9,000万円となりました。短期借入金の増加5億4,400万円が主な資金調達源となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高73億円(前期比6.1%減)、営業利益2,000万円(同42.7%減)、経常利益4,000万円(同51.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,000万円(同84.6%減)と下方修正されました。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金予想は10円(前期実績30円)と減配が予定されています。
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