2024年12月期 決算短信の要約
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三菱鉛筆株式会社の2024年12月期連結業績は、売上高888.2億円（前年同期比18.7％増）、営業利益121.89億円（同2.9％増）と増収増益となりました。海外売上高比率が約60％に達し、グローバル化が進展しています。欧米市場での堅調な売上や為替の影響が業績を押し上げました。新規事業分野では化粧品が好調で、今後の成長が期待されます。
主な事業セグメント
三菱鉛筆株式会社の主な事業セグメントは、「筆記具及び筆記具周辺商品事業」と「その他の事業」です。筆記具及び筆記具周辺商品事業では、筆記具や化粧品等の製造・販売を行っています。その他の事業では、主に粘着テープの製造・販売、手工芸品の販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2024年12月期の連結業績は、売上高が888.2億円（前年同期比18.7％増）、営業利益が121.89億円（同2.9％増）、経常利益が129.52億円（同0.5％増）、親会社株主に帰属する当期純利益が112.72億円（同10.9％増）となりました。海外売上高の構成比が約60％に達し、グローバル化が進展しています。欧米市場での売上が堅調に推移し、為替の影響もあり増収増益となりました。新規事業分野では主に化粧品が好調でした。
貸借対照表の変化
資産は前期末比21.1％増の1,768.81億円となりました。主に投資不動産やのれん、商標権が増加しています。負債は前期末比58.4％増の461.73億円となり、主に繰延税金負債や長期借入金が増加しました。純資産は前期末比11.8％増の1,307.08億円となり、利益剰余金やその他有価証券評価差額金、為替換算調整勘定が増加しています。自己資本比率は72.6％と前期末の78.5％から低下しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは64.67億円の収入（前年同期比52.96億円減）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは279.1億円の支出（同278.38億円増）となり、主に連結子会社の取得や投資不動産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは41.08億円の収入（前年同期は37.22億円の支出）となり、主に長期借入れによる収入によるものです。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比29.1％減の395.87億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の連結業績予想は、売上高930億円（前年同期比4.7％増）、営業利益131億円（同7.5％増）、経常利益137億円（同5.8％増）、親会社株主に帰属する当期純利益96億円（同14.8％減）を見込んでいます。売上高と利益は増加を予想していますが、当期純利益は減少する見通しです。
株主還元
2024年12月期の年間配当金は1株当たり46円（前期比6円増配）となる予定です。これにより配当性向（連結）は22.5％となります。2025年12月期の配当予想は年間48円（中間配当24円、期末配当24円）を予定しています。
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