(株)リヒトラブの決算情報

リヒトラブは、事務用品等事業と不動産賃貸事業の2つのセグメントで構成されています。事務用品等事業では、ファイル、バインダー・クリヤーブック、収納整理用品などの製造・販売を行っています。不動産賃貸事業では、所有不動産の賃貸を行っています。

2025年2月期の連結業績は、売上高が92.2億円（前期比4.7％増）、営業利益1.78億円（前期は2.78億円の損失）、経常利益2.07億円（前期は2.11億円の損失）、親会社株主に帰属する当期純利益4.11億円（前期は9,300万円の損失）となりました。事務用品等事業の売上高は87.59億円（前期比4.9％増）、不動産賃貸事業の売上高は4.61億円（前期比1.4％増）でした。円安による輸入コスト上昇等の厳しい環境下で、価格改定効果や生産コスト軽減に努めた結果、増収増益となりました。

総資産は前期末比3.14億円増の134.32億円となりました。これは主に賃貸用物流倉庫の譲渡による現金及び預金の増加によるものです。負債は前期末比8,000万円減の27.94億円となり、主に長期借入金の減少によるものです。純資産は前期末比3.95億円増の106.37億円となり、利益剰余金や為替換算調整勘定の増加が主な要因です。自己資本比率は79.2％となりました。

営業活動によるキャッシュ・フローは2.9億円の増加となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは11.76億円の増加で、主に賃貸用物流倉庫の売却収入によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは4億円の減少となり、長期借入金の返済や配当金の支払いが主な要因です。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比10.89億円増の23.32億円となりました。

2026年2月期の連結業績予想は、売上高95億円（前期比3.0％増）、営業利益3億円（同67.8％増）、経常利益3.3億円（同59.1％増）、親会社株主に帰属する当期純利益2.5億円（同39.3％減）を見込んでいます。引き続き景気の緩やかな回復を予想しつつ、消費支出の低迷や世界経済の減速リスクも懸念されています。

2025年2月期の期末配当は1株当たり25円を予定しています。次期（2026年2月期）の配当も1株当たり25円を予定しており、配当性向は33.9％となる見込みです。