2025年3月期 決算短信の要約
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任天堂の2025年3月期決算は、Nintendo Switchの販売減少により減収減益となりましたが、9年目のプラットフォームとしては堅調な実績でした。次期は新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」の発売により大幅な増収増益を見込んでおり、今後の業績回復が期待されます。
主な事業セグメント
任天堂の主な事業セグメントは、Nintendo Switchを中心としたゲーム専用機ビジネス、デジタルビジネス、モバイル・IP関連ビジネスです。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が1兆1,649億円（前期比30.3%減）、営業利益が2,825億円（同46.6%減）となりました。Nintendo Switchの販売台数は1,080万台（前期比31.2%減）、ソフトウェアの販売本数は1億5,541万本（同22.2%減）と減少しましたが、発売から9年目のプラットフォームとしては堅調な販売状況でした。デジタル売上高は3,260億円（同26.5%減）、モバイル・IP関連収入等は676億円（同27.0%減）となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前期比7.8%増の3兆3,985億円となりました。主に現金及び預金や棚卸資産が増加しました。負債は前期比23.2%増の6,730億円、純資産は前期比4.6%増の2兆7,254億円となりました。自己資本比率は80.2%（前期比2.4ポイント減）となっています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは120億円の増加（前期は4,620億円の増加）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは7,530億円の増加（前期は6,306億円の減少）、財務活動によるキャッシュ・フローは1,951億円の減少（前期は2,369億円の減少）となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は前期末から5,606億円増加し、1兆4,141億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高1兆9,000億円（前期比63.1%増）、営業利益3,200億円（同13.3%増）、経常利益3,800億円（同2.1%増）、親会社株主に帰属する当期純利益3,000億円（同7.6%増）を見込んでいます。2025年6月5日に新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」の発売を予定しており、新規タイトルの継続的な投入によりプラットフォームの活性化を目指します。
株主還元
当期の1株当たり配当金は年間120円（中間35円、期末85円）となりました。次期の1株当たり配当金は年間129円を予定しています。配当方針に変更はなく、連結営業利益の33%を配当金総額の基準とし、または連結配当性向50%を基準として高い方を採用します。
注意事項
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