2025年３月期 決算短信の要約
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河合楽器製作所の2025年3月期決算は、売上高729.18億円（前期比9.1%減）、営業利益3.16億円（前期比90.3%減）と大幅な減収減益となりました。楽器教育事業の不振が主因ですが、素材加工事業は増収増益でした。次期は主要市場での販売回復により増収増益を見込んでいます。配当は95円を維持する方針です。
主な事業セグメント
河合楽器製作所の主な事業セグメントは、楽器教育事業と素材加工事業です。楽器教育事業では楽器の製造販売、調律・修理、音楽教室の運営などを行っています。素材加工事業では電子電気部品用金属材料加工、自動車部品用材料加工などを行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は729.18億円（前期比9.1%減）、営業利益は3.16億円（前期比90.3%減）、経常利益は4.74億円（前期比88.7%減）、親会社株主に帰属する当期純利益は4.05億円（前期比85.4%減）となりました。楽器教育事業は巣ごもり需要の反動や物価高の影響で減収減益、素材加工事業は自動車関連部品の受注増加により増収増益となりました。
貸借対照表の変化
資産合計は739.91億円（前期末比0.6%増）となりました。流動資産は485.18億円（前期末比2.4%減）、固定資産は254.72億円（前期末比6.9%増）となりました。負債合計は294.49億円（前期末比3.1%減）、純資産合計は445.41億円（前期末比3.2%増）となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは16.98億円の資金減少（前年同期は14.42億円の資金増加）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは23.66億円の資金減少（前年同期は9.43億円の資金減少）、財務活動によるキャッシュ・フローは9.57億円の資金減少（前年同期は18.44億円の資金減少）となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
翌連結会計年度の業績見通しは、売上高760億円（前期比4.2%増）、営業利益15億円（前期比374.6%増）、経常利益15億円（前期比215.8%増）、親会社株主に帰属する当期純利益8.2億円（前期比102.3%増）を予想しています。中国の経済停滞や材料費高騰は継続するものの、主要市場での販売回復により増収増益を計画しています。
株主還元
当期の1株当たり期末配当金は95円00銭を予定しています。次期の配当金も同様に1株当たり期末配当金95円00銭を予定しています。第8次中期経営計画では「累進配当を継続」「総還元性向50%以上を継続」という方針を掲げています。
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