2025年12月期 第１四半期決算短信の要約
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ローランド株式会社の2025年12月期第1四半期は、売上高が2.1%増の225.43億円、営業利益が7.8%減の14.42億円となりました。一方で、経常利益は19.6%増の13.43億円、純利益は87.1%増の18.35億円と大幅に増加しています。通期業績予想はレンジ形式で開示され、不確実性に対応した柔軟な見通しとなっています。
主な事業セグメント
ローランド株式会社は、電子楽器事業の単一セグメントで事業を展開しています。主な製品カテゴリーには、鍵盤楽器、管打楽器、ギター関連機器、クリエーション関連機器＆サービス、映像音響機器があります。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年12月期第1四半期の連結業績は、売上高が225.43億円(前年同期比2.1%増)となりました。営業利益は14.42億円(同7.8%減)、経常利益は13.43億円(同19.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は18.35億円(同87.1%増)となりました。売上高は増加したものの、営業利益は減少しています。一方で、経常利益と純利益は大幅に増加しており、特に純利益の伸びが顕著です。これは主に為替差損の減少や法人税等の減少によるものと考えられます。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比1.6%減の802.64億円となりました。主な変動として、現金及び預金が26.37億円増加した一方、売上債権が12.66億円、棚卸資産が19.8億円、無形固定資産が4.71億円それぞれ減少しました。負債は前期末比20.5%増の420.68億円となり、主に借入金が82.02億円増加しました。純資産は前期末比18.2%減の381.96億円となり、自己資本比率は9.6ポイント減少し47.3%となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは38.94億円の収入(前年同期比20.6%増)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは9.59億円の支出(前年同期は1,600万円の支出)となり、主に有形固定資産の取得による支出が増加しました。財務活動によるキャッシュ・フローは9,700万円の支出(前年同期は36.03億円の支出)となり、長期借入れによる収入があった一方で、自己株式の取得による支出がありました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の通期連結業績予想は、売上高96,900～1,009億円(前期比△2.5%～1.5%)、営業利益8,100～101億円(同△18.6%～1.5%)、経常利益7,700～97億円(同△8.5%～15.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益5,700～72億円(同△4.6%～20.5%)とレンジ形式で開示されています。米国関税政策の不確実性を踏まえ、業績予想が修正されています。
株主還元
2025年12月期の配当予想は、中間配当85円、期末配当85円の年間170円となっています。前期と同額の配当が予定されています。
注意事項
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