2024年12月期決算短信の要約
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ローランド株式会社の2024年12月期連結業績は、売上高994.33億円(前期比2.9%減)、営業利益99.51億円(前期比16.2%減)と減収減益となりました。世界経済の不透明感や物価上昇の影響を受けましたが、新製品投入や販売体制強化に注力し、次期は増収増益を見込んでいます。自己資本比率は55.8%に改善し、財務基盤の強化が進んでいます。
主な事業セグメント
ローランド株式会社は、電子楽器事業を主力とする企業です。鍵盤楽器、管打楽器、ギター関連機器、クリエーション関連機器＆サービス、映像音響機器などの製品カテゴリーを展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2024年12月期の連結業績は、売上高が994.33億円(前期比2.9%減)、営業利益が99.51億円(前期比16.2%減)、経常利益が84.11億円(前期比24.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が59.76億円(前期比26.7%減)となりました。世界経済の不透明感や物価上昇の影響を受け、全体的に減収減益となりましたが、新製品の投入や販売体制の強化に注力しました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比22.09億円増の831.79億円となりました。主な要因は、現金及び預金が15.95億円、無形固定資産が12.05億円増加したことです。負債は前期末比43.58億円減の364.96億円となり、主に借入金が43.92億円減少しました。純資産は前期末比65.68億円増の466.82億円となり、自己資本比率は6.6ポイント増加し55.8%となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは117.17億円の収入(前期は154.28億円の収入)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは11.93億円の支出(前期は35.76億円の支出)となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは96.58億円の支出(前期は86.68億円の支出)となりました。これらの結果、現金及び現金同等物の期末残高は144.78億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の連結業績予想は、売上高1,009億円(前期比1.5％増)、営業利益101億円(前期比1.5％増)、経常利益97億円(前期比15.3％増)、親会社株主に帰属する当期純利益72億円(前期比20.5％増)を見込んでいます。前期からの回復を予想していますが、市場環境の不確実性に留意が必要です。
株主還元
当期の年間配当金は1株当たり170円(中間配当金85円、期末配当金85円)を予定しています。次期の配当も同様に年間170円(中間85円、期末85円)を予定しています。また、自己株式の取得について決議し、1,800,000株(上限)、取得価額総額58億円(上限)で実施する予定です。
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