2024年12月期 決算短信の要約
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アシックスの2024年12月期業績は、売上高・営業利益ともに過去最高を記録し、営業利益率14.8%と業界トップ水準に達しました。スポーツスタイルとオニツカタイガーが新たな成長の柱として躍進し、地域別では日本と北米の収益性が大きく改善しています。2025年12月期も増収増益を見込み、配当増額と自己株式取得により株主還元を強化する方針です。
主な事業セグメント
アシックスは、主にスポーツシューズ類、スポーツウエア類、スポーツ用具類などのスポーツ用品等の製造販売を行っています。主な事業セグメントには、パフォーマンスランニング、コアパフォーマンススポーツ、アパレル・エクィップメント、スポーツスタイル、オニツカタイガーなどがあります。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2024年12月期の連結業績は、売上高が6,785.26億円(前期比18.9%増)、営業利益が1,001.11億円(同84.7%増)と大幅な増収増益となりました。全てのカテゴリーで好調に推移し、特にスポーツスタイルとオニツカタイガーの成長が顕著でした。地域別では、日本の収益性が大きく改善し、北米の営業利益率も向上しました。営業利益率は14.8%と業界トップ水準に達しています。
貸借対照表の変化
総資産は5,189.94億円(前期末比11.8%増)となりました。主な増加要因は、現金及び預金、商品及び製品の増加です。負債は2,840.54億円(同10.4%増)、純資産は2,349.4億円(同13.6%増)となりました。自己資本比率は44.9%と前期末から0.8ポイント改善しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは1,046.14億円の収入(前期比145.18億円増)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは75.58億円の支出(同29.18億円増)、財務活動によるキャッシュ・フローは843.22億円の支出(同440.69億円増)となりました。主な支出要因は、自己株式の取得350.14億円、社債の償還200億円などです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の連結業績予想は、売上高7,800億円(前期比15.0%増)、営業利益1,200億円(同19.9%増)、営業利益率15.4%(同0.6ポイント増)を見込んでいます。パフォーマンスランニングを軸に、スポーツスタイルおよびオニツカタイガーでの更なる成長を織り込み、規律ある販管費コントロールにより収益性の向上に努める方針です。
株主還元
2024年12月期の年間配当金は1株当たり20円(株式分割考慮後)と過去最高となる見込みです。2025年12月期は26円(中間配当12円、期末配当14円)を予定しており、さらなる増配を見込んでいます。また、最大200億円・700万株を上限とする自己株式取得を決定し、株主還元の強化を図っています。
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