(株)ヴィア・ホールディングスの決算情報

株式会社ヴィア・ホールディングスは、「備長扇屋」「やきとりの扇屋」などの焼き鳥居酒屋、ショッピングセンター内の飲食店、刺身居酒屋「魚や一丁」、総合居酒屋「いちげん」、炭火串焼き専門店「日本橋紅とん」など、多様な外食ブランドを展開する外食サービス事業を主な事業としています。

当連結会計年度の売上高は173.73億円（前年同期比2.3％増）となりました。一方、営業利益は1.98億円（前年同期比38.9％減）、経常利益は1.22億円（前年同期比50.7％減）と大幅に減少しました。さらに、親会社株主に帰属する当期純損失は1,900万円（前連結会計年度は2.16億円の純利益）となり、赤字に転落しています。これは、原材料価格の上昇や人手不足による人件費の増加が主な要因と考えられます。

総資産は前連結会計年度末比13.0%減の63.65億円となりました。主な要因は現金及び預金の8.56億円減少です。負債は前連結会計年度末比13.3%減の52.06億円となり、長期借入金が3.68億円減少しました。純資産は前連結会計年度末比11.3%減の11.58億円となりました。自己資本比率は前連結会計年度末比0.3ポイント増の18.1%となっています。

営業活動によるキャッシュ・フローは1.22億円の収入（前年同期比78.7%減）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは5.37億円の支出（前年同期比144.1%増）となり、主に有形固定資産の取得による支出4.84億円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは4.41億円の支出（前年同期比101.4%増）となり、主に長期借入金の返済による支出5.92億円によるものです。

次期の連結業績見通しについては、売上高177.2億円（当期比2.0％増）、営業利益3.1億円（当期比56.0％増）、経常利益2.3億円（当期比87.3％増）、親会社株主に帰属する当期純利益1.1億円を見込んでいます。新たな経営戦略「未来計画"Next"」を推進し、収益力の改善と組織力向上を図る方針です。

当連結会計年度末において債権者間協定のタームローン契約の財務制限条項に抵触しており、普通株式の配当は無配となっています。Ｃ種優先株式については1株当たり8.5万円、Ｄ種優先株式については0円の配当が予定されています。Ｄ種優先株式の当期の配当額は累積され、来期の配当額と合わせて支払われる予定です。