2025年３月期 決算短信の要約
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共同印刷の2025年3月期連結業績は、売上高999億7,700万円(前期比3.1%増)、営業利益23億3,100万円(同47.8%増)と増収増益となりました。情報セキュリティ部門の好調や生活・産業資材部門の堅調な推移に加え、投資有価証券売却益の計上も寄与し、親会社株主に帰属する当期純利益は33億1,000万円(同121.3%増)と大幅増益を達成しました。
主な事業セグメント
共同印刷株式会社の主な事業セグメントは、情報コミュニケーション部門、情報セキュリティ部門、生活・産業資材部門の3つです。情報コミュニケーション部門は出版印刷や商業印刷、情報セキュリティ部門はビジネスフォームや証券類、生活・産業資材部門は紙器や軟包装などを扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当期の連結業績は、売上高が999億7,700万円(前期比3.1%増)、営業利益が23億3,100万円(同47.8%増)、経常利益が27億4,600万円(同31.8%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は33億1,000万円(同121.3%増)と大幅増益となりました。情報セキュリティ部門が好調で、生活・産業資材部門も堅調に推移しました。投資有価証券売却益28億2,100万円の特別利益計上も増益に寄与しています。
貸借対照表の変化
総資産は1,261億6,800万円(前期末比4.3%減)となりました。主な減少要因は投資有価証券の30億4,800万円減少と売上債権の16億9,300万円減少です。負債は632億5,500万円(同7.9%減)となり、主に支払手形及び買掛金が35億8,000万円、借入金が24億6,100万円減少しました。純資産は629億1,300万円(同0.3%減)となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは67億4,400万円の収入(前期比36億3,600万円増)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは9億200万円の支出(同20億600万円減)、財務活動によるキャッシュ・フローは46億3,700万円の支出(前期は2億6,600万円の収入)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は121億8,400万円(前期末比12億4,000万円増)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績予想は、売上高1,035億円(当期比3.5%増)、営業利益28億円(同20.1%増)、経常利益32億5,000万円(同18.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益38億5,000万円(同16.3%増)を見込んでいます。情報系事業では印刷から情報サービスへの移行を加速し、生活・産業資材系事業では食品・日用品向け包材の売上拡大と利益率向上に取り組む方針です。
株主還元
当期の年間配当金は1株当たり140円(中間55円、期末85円)となる予定です。次期の配当予想は、2025年4月1日付で実施した1:4の株式分割を考慮し、年間76円(中間38円、期末38円)を予定しています。株式分割前に換算すると年間304円相当となります。
注意事項
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