2026年３月期第２四半期（中間期）決算短信の要約
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株式会社きもとの2026年3月期中間期は、売上高が前年同期比3.3％減の55.83億円となりましたが、高付加価値製品の販売強化や製造原価低減により、営業利益は0.8％増の8.2億円、経常利益は13.6％増の8.72億円となりました。通信機器向け製品が堅調に推移し、自動車産業低迷の影響を一部相殺しています。
主な事業セグメント
株式会社きもとの主な事業セグメントは、高機能材料事業とデジタルツイン事業です。高機能材料事業では、通信機器向け部材や工程材料、産業機器向け製品などを提供しています。デジタルツイン事業では、3D関連サービスやソフトウェア開発を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間連結会計期間の経営成績は、売上高55.83億円（前年同期比3.3％減）、営業利益8.2億円（同0.8％増）、経常利益8.72億円（同13.6％増）、親会社株主に帰属する中間純利益6.33億円（同1.0％増）となりました。自動車産業の低迷により輸送機器向け製品の販売が低調でしたが、通信機器向け製品は堅調に推移しました。高付加価値製品の販売強化や製造原価低減により、収益性を維持しています。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比2.2％増の235.47億円となりました。主な変動要因は、受取手形及び売掛金の増加2.62億円（12.7％増）、投資有価証券の増加7,700万円（6.5％増）です。負債は前連結会計年度末比0.9％減の41.74億円、純資産は2.8％増の193.72億円となりました。自己資本比率は0.6ポイント上昇し82.3％となっています。
キャッシュフローの変化
キャッシュフローの詳細な記載はありませんが、貸借対照表の変動から推測すると、営業活動によるキャッシュフローは売上債権の増加により若干減少した可能性があります。投資活動によるキャッシュフローは、投資有価証券の取得により減少した可能性があります。財務活動によるキャッシュフローは、配当金の支払いにより減少したと考えられます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高107億円（前期比5.3％減）、営業利益11億円（同17.9％減）、経常利益11.5億円（同16.6％減）、親会社株主に帰属する当期純利益8億円（同19.2％減）を見込んでいます。米国の関税措置の影響や自動車産業の低迷からの回復見通しが不透明なため、慎重な予想となっています。
株主還元
当中間期の配当金は1株当たり3円で前年同期と同額です。2026年3月期の年間配当予想は1株当たり7円（前期比1円減）となっています。
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