2025年3月期 決算短信の要約
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株式会社ソノコムの2025年3月期決算は、売上高が24億2,300万円（前年比13.5％増）と増収となり、営業利益も2億100万円（同47.4％増）と大幅に増加しました。しかし、為替の影響により経常利益と当期純利益は減少しています。自己資本比率は93.5％と高水準を維持し、財務基盤は引き続き安定しています。次期は減収減益を予想していますが、主力事業の需要は堅調に推移すると見込んでいます。
主な事業セグメント
株式会社ソノコムは、スクリーン印刷用のマスク製造及び販売を行う事業の単一セグメントです。主要顧客は電子部品業界で、サーバーやデータセンター向け、スマートフォンなどの情報通信関連向けの部品需要が堅調に推移しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当事業年度の売上高は24億2,300万円（前年比13.5％増）となりました。製品売上高は20億5,300万円（同11.4％増）、商品売上高は3億6,900万円（同27.0％増）と、両部門で増収を達成しています。営業利益は2億100万円（同47.4％増）と大幅に増加しましたが、経常利益は3億2,800万円（同13.7％減）、当期純利益は2億1,000万円（同12.5％減）と減益となりました。これは主に為替の影響によるものです。
貸借対照表の変化
資産合計は95億2,500万円（前年比1.0％減）となりました。流動資産は50億6,700万円（同5.6％減）、固定資産は44億5,700万円（同4.8％増）となっています。負債合計は6億1,400万円（同26.9％減）、純資産は89億1,000万円（同1.5％増）となり、自己資本比率は93.5％（前年91.3％）に上昇しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは7,900万円の支出（前年は4億5,600万円の収入）となりました。これは主に、税引前当期純利益3億2,800万円や減価償却費1億4,900万円があったものの、法人税等の支払額1億9,100万円や仕入債務の減少1億9,400万円によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは3億2,800万円の支出（前年は2億7,900万円の支出）となり、財務活動によるキャッシュ・フローは4,300万円の支出（前年は3,500万円の支出）となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の業績見通しについては、売上高23億5,000万円（前年比3.0％減）、営業利益1億6,000万円（同20.8％減）、経常利益2億3,000万円（同29.9％減）、当期純利益1億5,000万円（同28.8％減）を見込んでいます。主要顧客である電子部品・デバイス業界において、サーバーやデータセンター向け、スマートフォンなどの情報通信関連向けの部品需要は引き続き堅調に推移すると予想されますが、車載向けや産業機器向けの部品の生産活動の回復時期が見通せない状況が継続すると見込まれています。
株主還元
当事業年度の配当金は1株当たり12円（前年と同額）となり、配当金総額は4,300万円となりました。次期（2026年3月期）の配当予想も1株当たり12円を予定しています。
注意事項
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