2025年３月期決算短信の要約
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ホクシン株式会社の2025年3月期決算は、住宅着工減少の影響を受け減収減益となりました。売上高102億2,400万円（前年同期比6.9%減）、営業損失6,800万円を計上し、当期純利益は2,000万円（同87.2%減）まで落ち込みました。次期は構造用途の拡販等により増収増益を見込んでいます。
主な事業セグメント
ホクシン株式会社は、MDF（中密度繊維板）事業の単一セグメントで事業を展開しています。主に住宅業界向けに、建材用途、フロアー基材用途、構造用途のMDF製品を製造・販売しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の業績は、売上高が102億2,400万円（前年同期比6.9%減）、営業損失6,800万円（前年同期は営業利益1億2,600万円）、経常損失6,400万円（前年同期は経常利益1億9,000万円）、当期純利益2,000万円（前年同期比87.2%減）となりました。新設住宅着工戸数の減少により主力製品の販売が低迷し、エネルギー費や物流費の上昇も影響して収益が悪化しました。
貸借対照表の変化
総資産は前期比4.3%減の137億3,000万円となりました。流動資産は6.2%減の76億300万円、固定資産は1.7%減の61億2,600万円です。負債合計は5.8%減の79億600万円、純資産は2.0%減の58億2,300万円となりました。自己資本比率は42.4%と、前期末の41.5%から若干改善しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは2億6,800万円の収入（前期比3.5%増）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは1億9,900万円の支出（前期比147.6%増）、財務活動によるキャッシュ・フローは9,300万円の支出（前期比35.5%減）となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比1.4%減の16億8,300万円となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期（2026年3月期）の業績見通しは、売上高110億円（前期比7.6%増）、営業利益6,000万円（前期は6,800万円の損失）、経常利益3,000万円（前期は6,400万円の損失）、当期純利益2,000万円（前期比1.7%減）を見込んでいます。住宅市場の厳しい状況が続く中、構造用途の拡販や非住宅市場向け新規製品の開発・拡販に取り組む方針です。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金は2円00銭（前期と同額）、配当金総額は5,600万円となりました。次期（2026年3月期）も1株当たり2円00銭の配当を予定しています。
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