(株)フジシールインターナショナルの決算情報

フジシールグループは、シュリンクラベル・タックラベル・ソフトパウチ及び機械などを中心としたパッケージングの企画、提案、開発、製造及び販売等の事業を展開しています。主な事業セグメントは「日本」「米州」「欧州」「アセアン」の4つで構成されています。

2025年3月期の連結業績は、売上高2,123億4,500万円（前期比8.0％増）、営業利益188億4,400万円（同41.6％増）、経常利益183億2,300万円（同24.4％増）、親会社株主に帰属する当期純利益121億9,900万円（同18.7％増）となりました。各地域で継続的に実施してきた収益性改善施策が寄与し、当期純利益は過去最高の水準で着地しています。特に米州セグメントの営業利益が92.7％増と大きく伸長しています。

総資産は2,098億2,200万円（前期末比8.9％増）となりました。主な増加要因は、現金及び預金が115億8,700万円増加、受取手形及び売掛金が21億900万円増加、棚卸資産が22億6,800万円増加したことです。負債合計は645億5,300万円（同6.6％増）、純資産合計は1,452億6,900万円（同9.9％増）となりました。自己資本比率は69.2％と前期末から0.6ポイント上昇しています。

営業活動によるキャッシュ・フローは213億3,900万円の収入（前期比7.1％増）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは124億5,900万円の支出（同17.9％増）、財務活動によるキャッシュ・フローは34億1,700万円の支出（同21.2％減）となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は290億5,100万円となり、前期末に比べ62億6,300万円増加しました。

2026年3月期の連結業績予想は、売上高2,160億円（前期比1.7％増）、営業利益194億円（同3.0％増）、経常利益197億円（同7.5％増）、親会社株主に帰属する当期純利益173億円（同41.8％増）を見込んでいます。海外子会社の清算手続き完了により、当期純利益において一時的な影響が発生する見込みです。

2025年3月期の年間配当金は1株当たり68円（前期比8円増）となり、連結配当性向は30.2％となる予定です。2026年3月期の年間配当金は1株当たり71円を予定しています。予想連結配当性向は22.0％ですが、海外子会社清算の一時的影響を除いた配当性向は30.2％になります。