(株)アルメディオの決算情報

断熱材事業、アーカイブ事業、ナノマテリアル事業が主な事業セグメントです。断熱材事業では電子部品用副資材や耐火材料の開発・製造・販売を行っています。アーカイブ事業では長期保存用光ドライブ・ディスクの販売や産業用光ドライブの開発・製造を行っています。ナノマテリアル事業ではナノ繊維状炭素の研究開発・製造・販売を行っています。

当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高が46.84億円（前年同四半期比44.1％減）となりました。利益面では、営業利益6.48億円（前年同四半期比73.8％減）、経常利益6.81億円（前年同四半期比72.8％減）、親会社株主に帰属する四半期純利益4.08億円（前年同四半期比77.7％減）と大幅な減少となりました。主力の断熱材事業において、太陽光発電パネル製造向け製品の受注減少や販売価格の下落が影響しています。

当第3四半期連結会計期間末の総資産は98.15億円（前連結会計年度末比0.6％増）となりました。負債は17.14億円（同22.3％減）、純資産は81.01億円（同7.3％増）となりました。自己資本比率は82.5％と5.1ポイント上昇しています。受取手形及び売掛金の増加、商品及び製品並びに原材料及び貯蔵品の減少が主な変動要因です。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は1.8億円（前年同四半期比86.5％増）となっています。設備投資の増加により減価償却費が大幅に増加していることがわかります。

2025年3月期の連結業績予想を下方修正しました。売上高60.53億円（前期比47.6％減）、営業利益9.84億円（同70.7％減）、経常利益10.07億円（同70.8％減）、親会社株主に帰属する当期純利益6.19億円（同73.4％減）を見込んでいます。断熱材事業の受注減少や販売価格下落の影響が通期でも続く見通しです。

配当に関する具体的な記載はありませんが、2025年3月期の期末配当予想は0円となっています。