2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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セキ株式会社の当第3四半期連結累計期間は、売上高90億3,100万円(前年同期比4.3%増)、営業利益4千900万円(同22.7%減)となりました。原材料価格やエネルギー価格の上昇が利益を圧迫する中、BPO事業の推進やデジタルマーケティング分野の強化に取り組んでいます。通期予想は売上高126億6,000万円、営業利益2億円を見込んでいます。
主な事業セグメント
セキ株式会社の主な事業セグメントは、印刷関連事業、洋紙・板紙販売関連事業、出版・広告代理関連事業、美術館関連事業、カタログ販売関連事業です。印刷関連事業が主力で、BPO事業やデジタルマーケティング分野の強化に取り組んでいます。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は90億3,100万円(前年同期比4.3%増)となりました。営業利益は4千900万円(同22.7%減)、経常利益は2億4,600万円(同10.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億5,500万円(同1.7%減)となっています。印刷用紙やインキの値上げ、エネルギー価格高騰により製造原価が上昇し、人件費も増加しました。一方で、BPO事業の推進やデジタルマーケティング分野の強化に努めています。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比2億円減の183億7,600万円となりました。投資有価証券が4億9,300万円増加した一方、現金及び預金が8億5,500万円減少しています。負債は4億1,700万円減の26億900万円、純資産は2億1,700万円増の157億6,700万円となりました。自己資本比率は84.5%と前連結会計年度末の81.3%から3.2ポイント上昇しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は3億300万円(前年同期3億6,700万円)となっています。現金及び預金の減少額が8億5,500万円と大きいことから、営業活動によるキャッシュ・フローや投資活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなった可能性が考えられます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高126億6,000万円(前期比5.6%増)、営業利益2億円(同23.1%減)、経常利益4億1,000万円(同14.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益3億2,000万円(同12.4%減)を見込んでいます。第3四半期までの実績と比較すると、第4四半期に利益の改善を見込んでいるようです。
株主還元
配当金については、2025年3月期の年間配当予想は1株当たり24円(前期26円)となっています。第2四半期末に12円の配当が実施され、期末配当予想は12円です。前期と比較すると2円の減配が予定されています。
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